夏は緑、秋はススキが絶景!『曽爾高原』と『倶留尊山』ハイキング

関西の山でススキの名所ってどこだろう。

やまステ▲でもこれまで各地の名所に訪れたけど、初心者でも安全にススキの鑑賞が楽しめる曽爾高原・倶留尊山はどうかな?

名張駅からバスで行ける所だよね!行ってみたい!

日本三百名山の一つである倶留尊山と、その麓に広がる曽爾高原は、四季折々の美しい風景が魅力のハイキングスポットです。季節ごとの趣があり一年を通じて多彩な自然の表情を楽しむことができます。

また、初心者にも優しい登山ルートが整備されており、家族連れや初めての登山者にも安心して挑戦できる環境が整っています。本記事では、曽爾高原と倶留尊山の魅力やアクセス方法、ハイキングをより楽しむための準備、安全に楽しむためのポイントなど、ハイキング計画に必要な情報を詳しくご紹介します。美しい自然に触れ、心身をリフレッシュさせる絶景ハイキングをぜひ体験してみてください。

目次

曽爾高原の四季を楽しむ

春から夏の緑豊かな風景

春から夏にかけての曽爾高原は、緑が豊かに広がる絶景が楽しめる季節です。山焼き後の草原は一気に生命力を取り戻し、新緑が目に鮮やかです。この時期には多様な野生動物が姿を見せ、自然観察にも最適です。また、高原内には散策路が整備されており、初心者でも安心してハイキングを楽しむことができます。特に夏場は気温が穏やかで、快適なハイキングが可能です。曽爾高原の緑豊かな風景は、心を癒しリフレッシュさせてくれます。

秋の黄金色に染まるススキ

秋になると曽爾高原は黄金色に染まるススキで彩られます。この壮大な景色はまさに絶景で、夕陽とススキのコラボレーションは訪れる人々に感動を与えます。ススキは風に揺れ、広がる草原が波打つような美しい風景を作り出します。また、秋の澄んだ空気の中でのハイキングは気持ちよく、遠くの山々まで見渡すことができます。写真撮影にも最適なスポットが多数あり、思い出に残る一日を過ごすことができるでしょう。

冬の幻想的な雪景色

冬季の曽爾高原は一面に広がる雪景色が訪れる人々を魅了します。白銀に包まれた高原は静寂で神秘的な雰囲気を醸し出し、冬ならではの美しさを楽しむことができます。雪景色の中でのハイキングは特別な体験であり、普段とは異なる自然の姿を見ることができます。ただし、冬季は気温が低く、風も強いため、防寒対策は万全に整えておく必要があります。安全に楽しむためにも、登山前には天候情報を確認し、適切な装備を準備しましょう。

曽爾高原のススキはよく見ると種類も多く、夏から季節を追うごとに、あずき色、黄金、白銀と見え方が変わります💛

曽爾高原へのアクセスガイド

曽爾高原へのアクセスは車と公共交通機関の両方が利用可能だよ。

車でのアクセスの場合、大阪から曽爾高原駐車場までは約1時間半から1時間50分程度で到着します。駐車場は普通車800円・バイク200円で利用できます。※AM8:00くらいには渋滞がはじまっています。

早朝に出発すれば渋滞には巻き込まれませんが、ススキのシーズンは予想を上回る観光客で、AM8:30くらいで曽爾高原の最寄り駐車場は満車になる事が多いです。

公共交通機関を利用する場合、名張駅からバスを利用して曽爾高原までアクセスできますが、バスの本数が限られているため、事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。また、曽爾高原へ向かうための駐車場が複数存在しますので、目的地に応じて最適な駐車場を選びましょう。「曽爾高原ファームガーデン」や「曽爾高原温泉お亀の湯」からもアクセスは可能ですが、多少の徒歩が必要となります。

三重交通のバスを利用する場合、曽爾高原入口に最も近い「曽爾高原バス停(国立曽爾青少年自然の家 第一駐車場)」までアクセスする事が出来ます。なお、帰りも曽爾高原バス停(国立曽爾青少年自然の家 第一駐車場)からバスに乗車し名張駅に向かう事になりますが、週末は混みあうため乗り遅れのないように余裕を持たせた行動計画を立てましょう。乗り遅れた場合、太良路バス停まで歩き、そこから乗車、もしくはタクシーとなります。

大手タクシー 配車室TEL: 0745-94-2040
小宮タクシー 配車室TEL: 0745-84-2020

なお、2023年より灯籠の老朽化により山灯り中止となっていて、ふるさと納税制度を利用した曽爾高原火灯り復活プロジェクトの受付が始まっています。

倶留尊山の自然を知る

倶留尊山は、曽爾高原と共に高見山地に位置し、標高1,037メートルを誇る日本三百名山の一つです。その独特な地質や豊かな自然環境により、多くの登山者に愛されています。倶留尊山は、晴れた日には周囲の山々と歩いてきた二本ボソを見渡すことができ、自然愛好家や写真愛好家にとっても魅力的なスポットです。また、山頂には三等三角点が設置されており、地理的な観測にも利用されています。

条件が揃うと恵那山と木曽御嶽山も見えるんだって!

倶留尊山の山名の由来

倶留尊山の魅力は、その地質と豊かな自然環境にあります。標高1,037メートルの山頂からは、曽爾高原を含む高見山地の広大な景色を眺めることができます。

倶留尊山は約1500万年前(第三紀)の火山活動によって出来た室生火山群の一つの山。

室生火山群には、他に鎧岩、兜岩と屏風岩といった独特の形をまとめた曽爾三山があるよ。

このあたりの山肌には溶岩が冷えて固まる時に形成される柱状節理(ちゅうじょうせつり)が見られる事が特徴で、倶留尊山は、柱状節理の大障壁を過去七仏の拘留孫(くるそん)に見立てた事に由来します。

過去七仏とは仏教において、人々を救済するために登場した7仏のこと。

古い順から
・毘婆尸仏/びばしぶつ
・尸棄仏 /しきぶつ
・毘舎浮仏/びしゃふぶつ
・倶留孫仏/くるそんぶつ⬅️これ
・倶那含牟尼仏/くなごんむにぶつ
・迦葉仏/かしょうぶつ
・釈迦牟尼仏しゃかむにぶつ/←いわゆる「お釈迦様」 の7仏です。

釈迦ヶ岳という山名はよくあるけど、 倶留尊山というのは珍しいよね。

でも過去七仏とか学校でも習わないし、マニアックすぎるよ笑

柱状節理の大障壁は、火山活動の痕跡として貴重な地質学的特徴です。そして、倶留尊山周辺は室生赤目青山国定公園に指定されていて、多様な植物や動物も生息しています。日本三百名山に選ばれる理由として、その美しい山容と自然環境の豊かさが挙げられます。

日本三百名山に選ばれる理由とは?

倶留尊山が日本三百名山に選ばれる理由は、その圧倒的な自然美と登山のしやすさにあります。美しい山容はもちろん、四季ごとに異なる風景が楽しめる点も大きな魅力です。春から冬まで変わりゆく自然の表情は、毎回訪れるたびに新たな感動を与えます。また、登山ルートが整備されており、初心者から上級者まで幅広い層の登山者に対応しています。さらに、倶留尊山は地元の歴史や文化とも深く結びついており、自然と人文が調和した魅力的な山として評価されています。これらの要素が組み合わさり、倶留尊山は日本三百名山にふさわしい名峰として認知されています。

初心者にも安心の登山ルート

倶留尊山への登山ルートは初心者にも安心して挑戦できる整備が施されています。主な登山道として曽爾高原登山道と二本ボソルートがあり、それぞれのルートには詳細なコースタイムが設定されています。

曽爾高原登山道は、曽爾高原駐車場から倶留尊山山頂までの主要なルートで、総歩行距離は5.7キロメートルです。登山開始から約1時間25分で山頂に到達し、下山は約1時間10分で駐車場に戻ります。途中には「亀山峠」があり、ここからは広大な高原の景色を楽しむことができます。全体のハイキング時間は約4時間30分程度となります。

一方、二本ボソルートはより短い2.1キロメートルで、登山者の体力レベルに応じて選択することが可能です。これらのルートは安全面にも配慮されており、明確な標識や休憩ポイントが設けられています。初心者でも無理なく登頂を目指せるため、安心して登山を楽しむことができます。

ハイキングをより楽しむための準備

安全かつ快適に曽爾高原と倶留尊山のハイキングを楽しむためには、事前の準備が欠かせません。登山に必要な持ち物リストを確認し、基本装備から飲食物までしっかりと揃えることが重要です。また、天候に応じた服装選びも大切で、季節や気温に合わせた適切な衣類を用意しましょう。さらに、登山中の体調管理や休憩のタイミングを計画しておくことで、より充実したハイキング体験が可能となります。本セクションでは、具体的な持ち物リストと服装選びのポイント、安全に楽しむための注意点について詳しく解説します。

登山に必要な持ち物リスト

曽爾高原と倶留尊山のハイキングには、以下の持ち物を準備することをおすすめします。まず、登山靴やトレッキングシューズなど、歩きやすく足元を保護する履物が必要です。次に、天候の変化に対応できるレインウェアや防寒着を用意しましょう。また、水分補給のための飲料水やエネルギー補助食品も忘れずに持参してください。日焼け止めや帽子、サングラスなどの紫外線対策も重要です。地図やGPSデバイス、携帯電話も必須のアイテムです。さらに、ヘッドライトや応急処置キットなど、安全対策に必要な道具も忘れずに持って行きましょう。持ち物リストを事前にチェックし、必要なアイテムをしっかりと準備することで、安心してハイキングを楽しむことができます。

天候に応じた服装選び

曽爾高原と倶留尊山のハイキングでは、天候の変化に対応できる服装選びが重要です。春から秋にかけては、重ね着ができる服装がおすすめです。気温の変化に対応できるよう、ベースレイヤー(肌着)、ミドルレイヤー(中間着)、アウターレイヤー(ジャケット)の3層構造を意識しましょう。特に秋季は昼夜の気温差が大きいため、薄手のダウンジャケットやフリースなどを携帯すると良いでしょう。冬季には防寒対策が必須で、防水性の高いアウターや厚手の衣類を用意してください。また、急な天候の変化にも対応できるよう、レインウェアや防風性の高い服装も忘れずに持参しましょう。適切な服装選びは、快適で安全なハイキングを支える重要な要素です。

安全に楽しむための注意点

曽爾高原と倶留尊山でのハイキングを安全に楽しむためには、いくつかの注意点を守ることが必要です。まず、風の影響や私有地の入山料に注意し、事前に必要な情報を確認しておきましょう。また、初心者向けのペース配分と体調管理も重要です。急な天候変化や体力の消耗を避けるため、適切な休憩を取りながら登山を進めることが大切です。さらに、登山中は周囲の環境に配慮し、ゴミの持ち帰りや自然保護にも努めましょう。特に風が強い場所では、帽子や手袋を着用し、体を冷やさないように注意してください。これらのポイントを守ることで、安全かつ快適にハイキングを楽しむことができます。

風の影響や私有地の入山料に注意

曽爾高原と倶留尊山は風の影響を強く受ける場所です。特に曽爾高原の稜線歩きでは風を遮るポイントが少ないため、直接風を受けることになります。風の強い日は体感温度が低下し、体調を崩すリスクが高まります。登山中は風向きや風速を常に確認し、無理をせず適切なペースで進むことが重要です。また、倶留尊山の一部は私有地となっており、入山料500円が必要となります。入山前に必ず料金を確認し、二本ボソの登山口の受付で支払いを済ませてから登山を開始してください。私有地を訪れる際は、他の登山者への配慮も忘れずに行動しましょう。

初心者向けのペース配分と体調管理

曽爾高原と倶留尊山のハイキングは、初心者にも楽しめるルートが整備されていますが、適切なペース配分と体調管理が求められます。登山前には十分な睡眠を取り、朝食をしっかりと摂取してください。ハイキング中は自分の体力を見極めながら、無理をせずに歩幅や速度を調整しましょう。定期的に休憩を取り、体力を回復させることが大切です。また、水分補給をこまめに行い、脱水症状を防ぐよう心がけましょう。体調が優れない場合は、早めに下山を決断する勇気も必要です。安全第一で行動し、健康な状態でハイキングを楽しむことを心掛けましょう。

私たちの登山計画書

私達の計画を紹介するね。バスの時刻表は三重交通の公式HPもご参照下さい。

08:15 近鉄鶴橋駅 出発 近鉄大阪線急行 五十青山町行き 1,210円

09:23 名張駅

名張駅西口にあるPat近鉄名張駅前駐車場は一日最大500円です。

09:35 名張駅前バス停 出発 三重交通バス 950円

10:22 曽爾高原バス停

11:00 曽爾高原 野口駐車場 自動販売機・お手洗い有り。焼き餅・田楽など250円

11:15 亀山峠

12:00 二本ボソ自然公園山小屋 倶留尊山入山料500円

12:20 二本ボソ

12:40 イワシの口

13:10 倶留尊山 登頂

13:30 倶留尊山 出発

14:30 亀山峠

15:10 曽爾高原バス停

15:27のバスに乗ります。※14:27も有ります。

16:14 名張駅前
 

※バスの乗車が間に合わなかった場合、17:06 太良路バス停 発 810円に乗りましょう。

太良路バス停の夕方のバスは15:37 17:06のみ。

よくある質問

Q1: 曽爾高原と倶留尊山のハイキングにかかる費用はどれくらいですか?

A1: 曽爾高原駐車場の利用料金は日帰りの場合800円です。また、倶留尊山の一部は私有地となっており、入山料が500円必要です。その他に交通費や食事代、入浴費用などがかかるため、総額としてはおおよそ4,000円から5,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。

Q2: 登山に適した時期はいつですか?

A2: 曽爾高原と倶留尊山のハイキングに適した時期は、春から秋にかけてです。春から夏は緑豊かな草原を楽しむことができ、秋はススキが黄金色に染まる絶景が魅力です。冬季も雪景色が美しいですが、寒さや積雪に注意が必要です。各季節ごとに異なる魅力があるため、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

Q3: 子供連れでも安心して登山できますか?

A3: はい、曽爾高原と倶留尊山のハイキングコースは初心者にも優しく、子供連れの方にも安心して楽しめるルートが整備されています。ただし、風が強い場所や急な坂道もあるため、子供の体力や安全を考慮しながらペースを調整することが重要です。また、休憩ポイントを活用し、適度に休息を取りながら登山を進めてください。

登山後のリフレッシュタイム

ハイキングを終えた後のリフレッシュタイムも、曽爾高原と倶留尊山の楽しみの一つです。登山後は「お亀の湯」で温泉に浸かり、疲れた体を癒すことができます。また、周辺には地元グルメを楽しめるレストランや、特産品を扱うショップも充実しています。温泉でリラックスした後は、周辺の観光スポットを巡ったり、地元の食材を使った料理を堪能することで、ハイキングの余韻を楽しむことができます。登山の醍醐味として、自然を満喫した後の贅沢なひとときを過ごすことで、心身ともにリフレッシュすることができます。

特にマイカーの人は時間に縛られずに、下山後もゆっくり出来ますね♪

曽爾高原ファームガーデン

ハイキングを終えた後は、地元のグルメを楽しむこともおすすめです。曽爾高原周辺には、地元産の新鮮な食材を使ったレストランが多数あり、登山後の食事に最適です。特に、地元野菜をふんだんに使用した料理や、新鮮な魚介類を使ったメニューは絶品です。また、地元の特産品を取り扱うショップも充実しており、お土産選びにも困りません。地元の味を堪能しながら、曽爾高原の自然を背景に食事を楽しむことで、ハイキングの思い出をより一層豊かなものにすることができます。

登山前にパンの購入も出来るよ♪

曽爾高原ファームガーデン

〒633-1202 奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路830番地

レストラン 10:00~15:30(L.O 15:00)

定休日 水曜日

曽爾高原ファームガーデン

お亀の湯

曽爾高原と倶留尊山でのハイキングを楽しんだ後は、「お亀の湯900円」で心身をリフレッシュしましょう。お亀の湯は、登山者に人気の温泉施設で、疲れた体を温めるには最適な場所です。温泉の効能には、血行促進や筋肉の緊張をほぐす効果があり、ハイキング後の疲労回復に役立ちます。また、温泉内にはリラックスできる休憩スペースも完備されており、ゆったりと過ごすことができます。さらに、周辺には自然豊かな観光スポットも多数あり、温泉を楽しんだ後は散策や観光を楽しむことも可能です。お亀の湯でのひとときは、ハイキングの後の最高のリフレッシュタイムとなるでしょう。

お亀の湯

〒633-1202 奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路830番地

通常営業時間 4/1~11/30 11時→21時【最終受付20時】

冬時間営業時間 12/1~3/31 朝11時→20時30分【最終受付19時30分】

定休日 毎週水曜日(祝日は営業、翌日休業)、年末年始

お亀の湯

癒しの里 名張の湯

バス利用の方は名張駅でも入浴が可能。癒しの里 名張の湯は、温泉施設としても大きくて食事処もあります。

下山後のお疲れ会なんかも出来ちゃいますよ♪

癒しの里 名張の湯

〒518-0772 三重県名張市希央台2番町77-1

入浴料金    大人【平日】900円

          【土日・祝】950円

入浴時間           10:00~24:00(受付23:00迄)

レストラン営業時間 【平日】  11:00 ~ 15:00 (L.O 14:30)
                16:00 ~ 22:30 (L.O 22:00)      
          【土日祝】 11:00 ~ 22:30 (L.O 22:00)

無料駐車場 約250台

年中無休 (メンテナンス休館あり)

癒しの里 名張の湯

曽爾高原と一緒に楽しめる観光地

青蓮寺湖の魅力

奈良県曽爾村と三重県名張市の境界に位置する青蓮寺湖は、自然に囲まれた静かな環境がとっても魅力的です。湖畔周辺は美しく整備されていて、散策やドライブを楽しむことができます。特に秋には、湖面に映る紅葉が素晴らしく、人気の観光スポットになっています。

青蓮寺湖周辺には「青蓮寺湖ぶどう狩り園」があり、夏から秋にかけて新鮮なぶどう狩りも楽しめます。巨峰やマスカットなど、甘くて美味しいぶどうは観光客に大人気で、特に家族連れにおすすめのアクティビティです。湖の美しい風景を眺めながら、自然の中でのぶどう狩りはリラックスした時間を過ごせますよ。

湖ではカヤックや釣りなどのアクティビティも楽しめ、アウトドア愛好者の方にもぴったりです。青蓮寺湖は、都会の喧騒を忘れ、自然の中でゆったりとした時間を過ごせる癒しの場所です。1日で両方を巡ることが可能だよ。

屏風岩公苑

屏風岩は、曽爾村にある高さ200メートル、幅2キロメートルにわたる巨大な岩壁で、その壮大な姿から「日本のモニュメントバレー」とも称されています。屏風のように垂直に切り立った形状からその名が付き、自然が作り出した圧倒的な景観が訪れる人々を魅了します。

岩壁の表面には木々が生い茂り、季節によって変わるその色合いも見どころだよ。

特に、春には新緑が美しく、秋には紅葉が岩肌を彩り、四季折々の自然の美しさを堪能することができます。屏風岩周辺にはハイキングコースが整備されているので、気軽に大自然を感じながら歩くことができます。特に「屏風岩公苑」という展望スポットからは、屏風岩の全景を眺めることができ、その壮大なスケール感に圧倒されます。初心者でも楽しめるルートが整備されていて、家族連れやハイキング初心者にもおすすめです

柱状節理の地形が演出する火山由来の美景と渓谷が見れるのもこの地域の魅力。香落渓(かおちだに)や、鎧岳などでも、激しい火山活動の名残を見る事が出来るよ。

曽爾高原の山焼きについて

最後に曽爾高原のススキは、ただ自然に生えているのではありません。毎年3月に行われる山焼きによって、他の雑草が生えにくくして保全をしています。そして、その山焼きのための防火帯づくりを目的に、秋には「やっきり刈り」・「やっきり焼き」が行われます。

やっきり刈りとは、山焼きの範囲のふもとから稜線をぐるりと囲むラインのすすきを刈ること。
(この刈った範囲が、防火帯となります)
やっきり焼きとは、やっきりがりで刈ったすすきが乾いた頃に、そのすすきを燃やしてしまうこと。

この作業をすることで、山焼きのときに炎が伝って、焼かない部分まで延焼することをふせぎます。

黄金色に輝くススキ草原で有名な観光地ですが、春の山焼きは地元の風物詩として知られ、草原全体を火で焼き払うことで、ススキや草木の新たな成長を促す重要な役割を果たしています。

名前の「やっきり」は、焼くことを意味していて、ススキや雑草を一斉に焼き払うことで、害虫や病気を防ぎ、草原の生態系を保つ目的があります。

春に新しく芽吹いたススキが秋には黄金色の草原へと変わります。曽爾高原を四季折々楽しむ上で、山焼きは観光の魅力を高める大切な伝統行事です。

曽爾高原の山焼きは、自然と人との共存を象徴の表れでもあります。人の手が加わることで、草原の生態系が保たれ、訪れる人々に美しい風景を提供することができるのです。この伝統的な山焼きの技術は、世代を超えて受け継がれており、地元住民にとっても大切な文化となっています。

まとめ

曽爾高原と倶留尊山のハイキングは、四季折々の美しい自然を楽しみながら心身をリフレッシュできる絶好の機会です。春から冬まで異なる風景が広がり、初心者から上級者まで幅広い層の登山者に対応したルートが整備されています。

アクセスも車や公共交通機関で便利に行けるため、多くの人々におすすめできるハイキングスポットです。登山後の温泉や地元グルメを楽しむことで、一日中充実した時間を過ごすことができます。それ以外にも紹介したスポットは、それぞれ異なる魅力を持ちながらも、訪れる人々に癒しと感動を提供してくれるでしょう。

曽爾村はハイキングだけじゃなくて、組み合わせ次第でいくつもの楽しみ事が可能ですね♪

いつも自然は、何も言わずに私たちに必要なものを提供してくれています。食べ物、水、空気、そして美しい景色。日常生活の中で自然の存在を当たり前に感じがちですが、常に感謝の気持ちを忘れないことが、自然との良好な関係を築く第一歩に繋がるかと思います。

今回、曽爾高原の自然に触れ合いながら、改めて自然の大切さを感じる事が出来ました。みなさんも曽爾高原と倶留尊山をハイキングプランに取り入れて、ぜひ美しい自然と共に心を癒すひとときをお過ごしください。

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