登山靴を長持ちさせる!正しいお手入れ&保管方法について

登山靴は、どんな時でも絶対に使う道具の一つだから、長く使ってもらうためにもしっかりとメンテナンス方法を伝えていきます。
「どうやって手入れすればいいの?」と迷う方のために、日常のお手入れ・保管方法・洗い方をわかりやすくまとめました。



登山靴は、山を歩く上でとても重要な道具のひとつ。正しくお手入れをすれば、長く快適に使うことができます!
登山靴のお手入れ 5つのステップ
① インソールを外して湿気を逃がす!


登山から帰ったら、まず最初にインソールを取り出しましょう!
✅ 靴の中にこもった汗や湿気を逃がす
✅ 臭いやカビの発生を防ぐ
✅ 翌朝も快適に履けるようになる(山小屋泊でもこの方法がおすすめ!)
靴の中にインソールを立てて入れておくと、乾燥しやすくなります。
※使用後の靴は湿気が抜けていないから、すぐに扉付きの靴箱にしまわない事!
② 汚れをしっかり落とす!


登山靴に泥や汚れをつけたまま放置すると、素材の劣化を早める原因に💦
✅ 靴紐を外し、ブラシで汚れを落とす(靴紐のほつれや切れかけもチェック!)



靴の表面(アッパー)のブラッシング は、表面を傷めないように柔らかいブラシ(馬毛・豚毛)を使うようにしてます。タワシは使いません。
✅ 汚れが残る場合はクリーナーを使用。泥汚れをそのままにしておくと、生地が劣化しやすくなるので注意!



靴紐を外してあげると、間に挟まっている小さな砂や汚れもお掃除できます。
お掃除の手順
- 靴紐はネットに入れて洗濯します。
- 靴の表面は雑巾などで、拭き取り泥汚れを落とす。
- ソールの溝に詰まった土は、タワシや歯ブラシで落とす。
- ソールの隙間に挟まった小石は、ドライバーなどで取り除く。
- 全体の汚れがひどい場合は、水洗いとクリーナー。(シャワーが使えなければ、バケツにぬるま湯を入れて洗いましょう。)靴の中にタオルを詰めて、内側が濡らさないようにします。
- クリーナーを使う時はブラッシングし、泡立て汚れを浮かします。しっかりとすすいで洗い流す事。
洗浄成分が生地に残ると劣化を招きます。 - 靴の内側は、基本的に濡らさない方が◎(ただし、泥がひどい場合は、絞った雑巾で汚れを移し、しっかり乾かす。)
- 汚れがひどい時や長期保管前はしっかり洗う。
💡 コインランドリーの靴用洗濯機はNG?
→ 絶対ダメではないですが、細かい汚れを落としきれないことが多いので、できるだけ手洗いで丁寧にお手入れするのがベスト!
※クリーナー・撥水剤は、モンベル・キャラバンなど各メーカーがリリースしています。
生地の素材により、メンテナンス商品も異なるので、お店の人に相談し、購入しましょう。
③しっかり乾かす!



靴が湿ったままだとカビや臭いの原因になります。
- 風通しの良い日陰で自然乾燥(ヒーターの熱風や、直射日光はNG!素材を傷める原因に)
- 靴の中まで濡れた場合は、新聞紙を詰めてこまめに交換
- 完全に乾いたら、防水スプレーをかけて仕上げ!(汚れや水分を防ぎやすい!)
- 消臭スプレーを内側に吹きかける。
- 除湿剤や木炭を靴の中に入れる。もしくはモンベルのドライ ストレージバッグと専用の除湿剤を使い保管。
💡 登山靴を長持ちさせるため、完全に乾いてから防水スプレーを吹きかけるのがポイント!
汚れがつきにくくなり撥水効果がキープされ、より長持ち&快適に!
💡 くたびれたインソールは交換するだけで、履き心地が変わり足の疲れや痛みが軽減されることもあるよ!
登山後、疲れていると「後でやろう…」と思いがちですが、お手入れが早ければ早いほど、汚れも簡単に落ちて靴へのダメージも最小限に抑える事が出来ます。
できれば帰宅後すぐor翌日にはお手入れするように心がけ、大切な登山靴を長く快適に使いましょう!



登山靴のお手入れは、できるだけ早めにね!
登山靴を長持ちさせる!正しい保管方法&ソールの交換時期


登山靴はしっかりメンテナンスをすれば長く使えますが、保管方法が間違っていると劣化を早める原因に!
特に「箱に入れっぱなし」は要注意⚠️
ここでは、登山靴の正しい保管方法とソールの交換時期について分かりやすく解説します!
👟 登山靴の正しい保管方法
風通しの良い室内に置くのがベスト!
→玄関や下駄箱の開放部分など、湿気がこもりにくい場所が最適です✨
時々風に当てると、長持ちしやすくなります。
やってはいけないNG保管場所❌
🚫 購入時の箱やビニール袋(湿気がこもり、ソールが剥がれる原因に)
🚫 車の中や直射日光が当たる屋外高温で素材が傷む)
🚫 湿気のこもる密閉空間(高温多湿で劣化が早まる)
💡 実際にあったトラブル
押し入れに何年もしまっていた登山靴を履いて登ったところ、ソールが剥がれてしまった!というケースもあります。高温多湿な環境で長期間密閉保管したことが原因で、ソールの劣化の進行による事例です。
✅ 時々、靴を出してチェックしよう!
長期間使わないと、靴はそのまま劣化してしまいます。
時々取り出して、軽く履いて歩く&お手入れすることで、長持ちさせることができます。
⏳ ソールの交換時期の目安は?
登山靴の底(ソール)は、使い続けるうちに少しずつすり減ります。
次のような症状が見られたら、ソールの交換を検討しましょう!
- 「岩場でグリップが効きにくくなった」と感じたら交換のサイン!
- ソールの溝がすり減って丸くなっていないかチェック!
- ヒビが目立ち不安な場合は、お店に相談しましょう!
③ 靴底のチェック(劣化防止&交換)
✅ 汚れを放置すると靴底がひび割れたり、剥がれやすくなるので注意!
✅ 使用後はこまめに汚れを落としておくと、靴の寿命が延びる!
✅ 靴底は経年変化で耐久性が低下するため、剥がれを見つけたら交換を!
✅ ソール交換可能な登山靴を選んでおくと、長く使えて便利♪
💡 ソール交換の注意点
- ソール交換はアッパー(靴の表面)の防水機能が低下する可能性もあるため 1回までが推奨です。
- アッパー部分が傷んでいると、交換ではなく「靴の寿命」と判断されることも
🌿 しっかりお手入れして、お気に入りの登山靴を長く使おう!
登山靴は決して安いものではありませんが、しっかりお手入れすれば、長く愛用できる大切な相棒になります!
次の登山も快適に楽しむために、正しい保管&メンテナンスを心がけましょう!✨
まとめ:登山靴のメンテナンスは安全登山の第一歩!




登山靴の劣化は、山でのトラブルにつながることもあります。
「ちょっと面倒だな…」と思うかもしれませんが、定期的なお手入れが靴を長持ちさせ、登山を快適にしてくれます!
次の登山を気持ちよく迎えるために、ぜひ日頃のメンテナンスを習慣にしてみてくださいね😊✨
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