遭難しない登山者の思考法 「生きて帰る」が本当のゴール

今回のブログでは、登山部内で山談義の内容を共有するね!

アプリが普及し、登山が身近になった今、初めて山に挑戦する人も増えています。

けれど、どんなに身近に感じても「自然はいつでも優しい」とは限りません。

登山の際に、普段から心がけていること、遭難しない登山者の特徴を部員達と話し合う機会がありました。

「一歩、山に踏み出す前に。」ベテランがやっている事前確認の全てをここに集約し、「こういう行動をしている人は危ないかも」という生の声もとりあげています。

これから山に行くあなたのヒントになりますように。

目次

登山のとき、私が一番気をつけていること。

条件の悪い場所に無理して行かないこと

天気や登山道の状況を事前にチェックして、危なそうなら別の山に変更するようにしています。

同じ日でも、地域によって天気が違うこともあるので、候補をいくつか用意しておいて、一番安全で
気持ちよく歩けそうな場所を選ぶようにしています。

「せっかく休みを取ったし、この山に行くって決めてたから」と、悪天候の中を強行すると、
思うように楽しめなかったり、最悪の場合は事故につながったりすることもあります。

登山は自然相手。だからこそ、予定を柔軟に変えることも、大切な判断のひとつだと思っています。現地での急な体調の変化も、同じです。

もしもの備えとして

  • 山岳保険に入る
  • ココヘリ(位置情報を知らせるサービス)を携帯する
  • 遭難やケガに備えて、保険や捜索サービスにも加入しています。

焦らないこと

思ったより道がキツいときや、予定通りにいかないときも、焦らず。

落ち着くこと不安になると判断を誤りがちですが、まずは落ち着いて、心を整えるのが大切。

不用意に動き回らないこと迷ったときや道を見失ったときほど、むやみに動かないこと。
状況を確認する方が安全性が高まります。

「ヤバいかも」と感じたら、引き返す勇気を持つこと。体調、天気、道の状態。「無理かも」と思ったら、無理をしない。帰る選択も立派な判断です。

シンプルなことですが、命を守るためにはとても大切な心がけです。
山は美しく、そして厳しくもあります。だからこそ、こうした基本を大切にしています。

積雪期に登る予定の山は、雪のない時期に一度登っておくこと

冬山は雪で登山道が見えにくくなったり、目印が埋もれて隠れてしまったりするため、道迷いのリスクが一気に高まります。

だから、雪が積もっていない時期にその山を一度歩いておき、「道の雰囲気」「迷いやすいポイント」「休憩できる場所」などを事前に確認するようにしています。

実際に歩いておくことで、地図やGPSだけでは分からない細かな地形の特徴も頭に入ります。
事前に地形を把握しておくことでいざ雪が積もっても、「ここは前に通った場所だな」
って落ち着いて判断できることが増えてきます。

一番怖いのは、「根拠のない自信」

登山中に遭難しないためには、装備や体力、地図読みなど大事なことはたくさんあります。

でも実は、それ以前のもっと根本的な部分が原因になることもあります。

「自意識過剰にならないこと。」

まだ経験が浅いのになぜか「自分は大丈夫」と「遭難なんてしないでしょ」って思い込んでしまう。
ちゃんと準備してないのに、過信して山に入ってしまう。

「根拠のない自信」は、遭難リスクを一気に高めてしまいます。

時には、「実際に遭難して痛い目にあわないとわからないんじゃないか」と感じることも
あるかもしれません。だけど、救助には、多くの人の命や時間が関わることを忘れてはいけません。

登山はあくまで自然を相手にする遊び。だからこそ、慎重すぎるくらいでちょうどいい。

登る前に「自分は本当に準備ができているか?」自分の判断を信じすぎていないか?
もう一度、立ち止まって考えてみることが大事です。

まず大切なのは、「計画に縛られすぎず、無理をしない」ということです。どれだけ事前に準備をしていても、天候や体調など、当日の状況によって柔軟に判断することが重要だと感じています。

また、歩く際は常に足元に気を配り、しっかりと地面を確認しながら一歩一歩を進めるようにしています。ちょっとした不注意が、思わぬケガにつながることもありますから、気を抜かないようにしています。

日頃の体力づくりや登山のための鍛錬も怠らないように意識しています。山に登るための身体は、日々の積み重ねでしか作れませんし、体力があればこそ余裕をもって安全に歩けると考えています。

頼れる道具は、ためらわずにすぐ使うことも大切です。「温存しておこう」と思っているうちに、使うタイミングを逃してしまうと、かえってリスクを招くこともあります。

季節によって装備は変わりますが、特に冬や残雪期は予想外の事態に備えて、しっかりとした装備を整えるようにしています。仮にその日使わなかったとしても、雪や不整地の道具は常に携帯するように心がけています。

また、最近では地図アプリが本当に便利で、私たちも必ず使っています。ただし、GPSを使うとスマートフォンのバッテリー消費が激しくなりますので、予備のバッテリーは必ず携行するようにしています。

特に低山では、道が複雑で分かりにくいことも多く、道迷いのリスクが意外と高いのです。標高が低いからといって油断せず、常に慎重な判断と行動を心がけています。

登山中にスマホを落とさない工夫、していますか?

実は以前、スマホを山で落としてしまい、アプリの地図が使えなくなって遭難しかけたことがありました。

それ以来、私は登山のときに以下の徹底しています。

  • スマホを落とさないように、ストラップや防水ケースでしっかり固定
  • 登山用アプリの地図を、オフラインでも使えるように事前ダウンロード
  • Apple Watchとスマホを併用して、どちらかが使えなくなっても位置情報を確認できるようにしています。

「スマホ1台に頼り切る危険性」を身をもって感じたからこそ、万が一に備える大切さを皆さんにも伝えたいです!

「地図を読むこと」と「天気図を読むこと」

まず地図読みについて。出発前に、登る予定のルートの地形や目印をしっかり確認


「ここは急な登りになってるな」とか「このあたりは分岐があるな」と、頭の中でコースのイメージをつくっておくようにしています。

そして実際に歩いている時も、「地図ではここに小さな沢があるけど、今見えてるのがそれかな?」
「分岐の表示があったから、地図で確認して方向は合ってるかな?」といった感じで、常に地図と現地をすり合わせながら歩いています。

もうひとつは天気図。天気予報だけでなく、気圧配置や前線の動きなどを見て、「午後から天気が崩れそうだから、早めに下山しよう」とか「風が強くなりそうだから、防寒対策しっかりしよう」と、その日の山に合わせた判断をしています。

登山は自然の中に身を置くことだからこそ、地図と天気を味方につけて、安全に楽しむことが大切だと思っています。山の天気は変わりやすいもの。レインウェアや防寒着は「お守り」と思って常に持参しています。

「今の自分なら、ここからどれくらいの時間で引き返せるか?」

無理して進むよりも、「今ここで引き返すのが安全かもしれない」と判断することがとても大切。

特に一人で登っているときは、自分で自分の命を守るしかありません。
だから、頭の中では常に地図と時間、体力と天候を照らし合わせて、冷静に判断しています。

山では、「どうしても山頂に立ちたい!」という気持ちが強くなりがちですが、引き返すという選択ができないと、事故につながることがあります。

安全に下山して、また次の山を楽しむためにも、登る時こそ、「いつ引き返すか」を考えておくことがとても大事だと感じています。

登山で私が大切にしていること 🏔️

登山は自然が相手だからこそ、慎重すぎるくらいがちょうどいい。

特にソロで山を歩くときは、自分の判断ひとつがすべて。だから、私はいつも以下のことを意識しています👇

早出早着が基本!


登山は「朝早く出て、午後2時ごろまでに目的地に着く」が鉄則。天気の急変や疲れを考えても、早め早めの行動が安全です。予定が詰まりすぎていると、焦りや無理を生みます。コースタイム+1〜2時間の余裕をもって計画を。

天気が怪しい日は、思い切ってやめる。


「大丈夫かも」は危険。悪天候の予報が出ていたら、潔く中止にします。山は逃げないし、また登れる日が来るから。

普段から体力づくりをしておく

トラブルを防ぐ基本は、体力です。ジムや軽い運動でもOK。疲れにくい体をつくっておくことが安心につながります。

ソロを避けてリスクヘッジ

登山は自然の中で過ごす時間は好きだけどちょっとした油断が大きな事故につながることもあります。

とくに、登山道がない場所や雪山、鎖場(くさりば)など、危険の伴うルートでは、
必ず2人以上で行動するように心がけています。一緒に歩くことで、もしもの時に助け合えるからです。

また、こういった場所では、補助ロープ・簡易ハーネス・カラビナなどの安全装備も忘れずに持参。
備えがあると、安心感がまるで違います。

登山は楽しむことが目的だからこそ、事前の準備とリスク回避の意識はとても大切。
自分の身を守ることが、仲間を守ることにもつながります😊

人それぞれのスタイルを尊重すること

登山では、無理をしないこととを大切にしています。

特に気になるのは、体力や経験がまだ追いついていないのに、いきなり北アルプスのような本格的な山を目指してしまう人。憧れる気持ちはすごくわかるけど、無理をすると本当に危ないです。山は逃げないので、ステップアップしながら安全に楽しんでいくのが一番です。

また、人の登山スタイルを否定してくる登山警察のような人たちも少し心配。安全を守る意識は大事だけど、考えがガチガチに固まってしまうと、想定外の状況で柔軟に対応できなくなることがあります。山では、冷静に判断し、臨機応変に対応することが生死を分けることもあるからこそ、お互いのスタイルを認め合う余裕も大切だと思います。

時間に余裕を持って行動する

特に初めて歩くルートは、想像以上に時間がかかることもあるので、早め早めを意識しています。

朝早く出発して、明るいうちに下山するようにしています。これだけでもリスクは大きく下がります。万が一のトラブルがあっても、明るい時間なら落ち着いて行動できます。特に初心者の方や、日没前に下山できない行動は危険です。登山は「朝早く始めて、昼過ぎには下山」が鉄則。

下山中にすれ違う人が軽装だったり、時間的に遅い時間に登っているのを見かけると、「大丈夫かな?」と心配になることも。そんな時は、「どこまで行かれますか?」と、やんわり声をかけるようにしています。ちょっとした一言が、思わぬ事故を防ぐきっかけになるかもしれません。

実は先日、下山中にスマホのバッテリーが切れてしまって、道がわかりにくい場所で少し焦った経験がありました。
そのときは「もし迷ったら一旦登り返して、来た道を戻ろう」と決めて行動。幸いそのまま無事に下山できましたが、この経験からモバイルバッテリーの残量チェックの大切さを痛感しました。

登山では、小さな準備が命を守ることに繋がります。
「まさか」はいつでも起こり得ると心にとめて、安全第一で楽しみたいですね。

今の自分が登れるかどうかを見極めることがとても大切。

難易度の高い山や、鎖場(岩場に取り付けられた鎖を使って登るような危険な場所)には行かないようにしています。

「このくらい大丈夫だろう」と、自分の実力を過信してしまうのが一番怖いからです。

無理をせず、自分のペースで楽しむことが、何よりの安全対策だと思っています。

言い換えれば、自分に甘くいること。無理を押し通さず、「今日はここまで」とちゃんと引き返せる判断を持つことが、山では何よりも大事だと思っています。

そしてもうひとつ、臆病であること。
「これ以上行ったら危ないかも」「少しでも不安ならやめておこう」

そんな感覚は見逃さないように。その違和感が、命を守ってくれることもあるから。
そういった感覚を大事にして、慎重に動くよう心がけています。

万全に準備していても、小さなミスや想定外はつきもの。それでも無事に帰ることが一番の目的です。
登山を楽しむためにも、慎重すぎるくらいがちょうどいいです。

準備と慎重な判断を大切にしています

自分と家族を守るためもね

登る山の下調べは徹底的に!

まずは、行こうとしている山の様子をYouTubeで何度もチェックします。実際に登った人の動画はとても参考になりますし、イメージが掴めるので、不安も少し軽くなります。ルートの距離、標高差、所要時間、水場や危険箇所などを事前にしっかりチェックしています。

ヤマレコで登山計画と地図を準備

スマホアプリ「ヤマレコ」で事前に登山計画を立て、地図もダウンロードしておきます。ルートを外れるとアラームで教えてくれる機能があるので、道迷いのリスクがぐっと減ります。道迷いの多くは、分岐を見落としたときに起こります。標識や地図、GPSでしっかり確認を。

危ないと感じたら、すぐに引き返す勇気を

「なんか嫌な感じがするな」「天気が怪しいな」って思ったら、迷わず引き返すようにしています。無理をしないことが一番の安全対策です。

自分の体力を過信しない。

登山は下山も含めて全行程。前半で無理をせず、後半に向けて体力を温存。
また、筋肉痛予防に早めのケアもおすすめ。半分を過ぎた頃に、筋肉用の塗り薬などを使うと炎症を抑えることができますよ♪

ちょっとした準備がとっても大切

「もしも」に備えておくことが、何よりの安心につながります

🌄 無理のない計画を立てること

登山は「余裕を持ったスケジュール」が何より大事!
日帰りの場合でも、どんなに遅くても午後3時までには下山開始を心がけています。

🗺️ 紙の地図とコンパスを持つ

スマホの地図アプリは便利だけど、電池切れのリスクも。
万が一に備えて、紙の地図とコンパスは必ず持っていきます。

🔦 ヘッドライトの携行

もし道に迷って日が暮れてしまったら…そんな時のために、
ヘッドライトは必須アイテム! 予備の電池もあると安心です。

💧 予備の水を忘れずに

行動中に必要な水とは別に、いざという時のための水も1本持っておくようにしています。

📱 スマホの充電は満タンに

出発前にはスマホをフル充電!
ヤマップなどの登山アプリで現在地を確認するために使うので、なるべく節電しておきます。

命を守る道具を持っていますか?

登山の規模や経験レベルによって、必要な装備やバックアップも変わってきます。

装備として考えたいもの

  • GPS端末(Garminなど)
  • デジタル簡易無線
  • モバイルバッテリー
  • 救急キット
  • ソーヤーミニなどの浄水器
  • ナイフやホイッスル
  • ヘッドライト
  • レインウェア

ビバーク(野営)に備えて

  • ろうそくやエマージェンシーテント
  • 着火用のファイヤースターター(雨や高所でも使えるもの)
  • 火口(ひぐち)
  • 塩、砂糖、コンソメキューブなど、体を温められてエネルギーにもなるもの

もちろん、これら全部を背負うのは大変。
でも大切なのは、自分の山行スタイルと照らし合わせて、「いざというときに命を守る道具を持っているか?」を考えること。

遭難は誰にでも起こる可能性があるからこそ、備えは「やりすぎかも?」くらいでちょうどいいのかもしれません。

本気で山を楽しむために、本気で自分を守る準備をしましょう。

いちばん大事なのは「無理をしないこと。」

特に悪天候のときには、潔くキャンセルする勇気が必要です。天気予報がずっと雨で回復の見込みがなければ、私は迷わず中止します。雪山の場合は、晴れている日以外は登りません。

「天気が悪くてもなんとかなる」と思って登る人が、とても多い印象です。でも、どれだけ装備や体力があっても、悪天候は危険を一気に高めてしまいます。登山において、好天に勝る安全要素はないと私は思っています。

残雪が多くて天気も不安定な5月の北アルプスなど、中途半端な時期の高山も避けるようにしています。雪と気温の変化が読みにくく、滑落やルートロスのリスクも高まります。

「登らない」という判断も、大切な登山技術のひとつ。山は逃げません。万全な日を選んで、また安全に楽しめばいいんです。

山って、生きてるんだな

そう感じたのは、ある下山途中の出来事でした。

朝、何気なく通過した場所に湧き水が流れていて、「気持ちいいな」なんて思いながら歩いたのですが、夕方に同じ場所を通った時には、その水がすっかり凍ってたんです。朝と同じ感覚で足を踏み出した私は、ツルッと滑って転倒。

本当なら、チェーンスパイクを履けば防げた事故でした。でも、ちょっとの手間を惜しんだことと、日が落ちてきて「早く下りないと」っていう焦り、暗闇への不安で、気持ちに余裕がなくなってました。ソロ登山を始めて間もない頃の、苦くて大切な学びのひとつです。

それ以来、私は「早めに登って、早めに下りる」を自分の登山ルールにしてます。湧き水がある場所では、一度立ち止まって足元の状態をしっかり確認するようにしています。

自然は、美しいけれど、予想を超えて変化します。だからこそ、常に油断せず、山の声に耳を傾けていたいですね。

危険な思考

一番危険なのは「人任せ」と「無関心」

登山で本当に怖いのは、滑落とか熊じゃなくて、「誰かがなんとかしてくれるだろう」っていう気持ちです。

  • ルートも人に任せきり
  • 装備も人に言われたまま用意
  • 天気も山の情報も、自分ではチェックしない

SNSでアテンドしてくれる人を簡単に見つけれる時代になりましたが、人任せに慣れてしまうと、いざという時、自分では何も判断できなくなってしまいます。

下山後、「何がよかった?どこが大変だった?」
と振り返らずに次の山に行くような復習しない癖もつきます。

なぜなら、誰かがアテンドしてくれて、なんとなく行けてしまったから。

ソロ登山者の場合、自分の登山計画にミスがあったり、ヒヤリハットした場合、反省し、次のステップアップにつなげる人が大半。

登山は、ひとりひとりが自分で考えて動くことが基本。

もちろん仲間と行くのも楽しいけど、登山は、遠足ではなく自然がフィールド

安全のために「自分で調べて、自分で準備する」という意識は持っていたいですね。

本当に怖いのは、「思い込み」

登山では、天候やルートの変化ももちろん怖いです。

それ以上に怖いのが「思い込みの強さ」や「人の意見を聞かない姿勢」です。

最近はスマホの登山アプリも発達して、現在地を簡単に確認できるようになりました。でも、紙の地図で歩くときは、景色と地形を照らし合わせながら「今、ここを歩いてるはず……でも違うかも?」と、常に疑いながら進むことが多いんです。

この「もしかしたら間違ってるかもしれない」という感覚が、とても大切。
なぜなら、間違いに気づいたときにすぐに引き返せるし、人のアドバイスも素直に聞けるから。

反対に、「絶対合ってる」と思い込む人は、
どれだけ地図と景色がズレていても、「いや、合ってる」と強く主張してしまいます。
人から「違うかも」と言われても、「いや、それは間違ってる」と受け入れない。

そんな雰囲気の中では、他の人も「間違ってるかも」と思っても言い出しづらくなり、
結果として全員が危険な道を進んでしまうことだってあります。

登山で大切なのは、地図や装備だけじゃない。
自分の判断を疑えること、人の話に耳を傾けられること。
これが、安全に下山するための、本当の装備なんだと思います。

連れてってちゃん

「遭難リスクが高そうだな」と感じます。

  • 自分一人では山に行けない
  • でも、よく知らない相手にも平気で「連れてって」と頼めてしまう

そんな人は、装備や知識、判断力の準備が足りないまま、他人に依存して山に入ってしまう傾向があります。
本人は悪気がない場合も多いのですが、登山は「誰かについて行けばなんとかなる」ほど甘いものではありません。

だからこそ、自分の足で立ち、自分の判断で行動する力を少しずつでも育てていくことが、山を楽しむうえでとても大切なんです。

事前の準備不足など

登山をしていて「ちょっと心配だな…」と感じるのは、以下のような方です。

  • スマホだけで、地図アプリや紙の地図を持っていない
  • 明らかに装備が軽すぎる(防寒着・ライト・予備食がない等)
  • 足取りが不安定な方が、単独で高難易度の山に挑んでいる

山は甘く見ると、あっという間に状況が変わります。しっかり準備して、無理のない範囲で、自然を楽しんでいきましょう。

自分だけは遭難しないなんて思わないこと。

登山で一番心に留めていることです。

どんなに準備をしていても、経験があっても、天気や体調、思わぬアクシデントで誰だって道に迷うことはあるし、足を滑らせてしまうことだってある。だからこそ、

  • こまめに現在地を確認する
  • 無理な行動はしない
  • 「まあ大丈夫」は禁物
  • 装備は万全に
  • ひとりの判断に頼らない

そんな小さな意識の積み重ねを大事にしています。

「遭難は自分とは無縁」と思っている人ほど、危ないのが山の世界。山に登る前に、山はいつでも真剣勝負だってこと、心に置いておきたいですね🍀

 

遭難の関連記事はこちらも参考にしてください。

まとめ

みんないろんな事を考えて対策しながら登ってるんだね!

山は素晴らしい癒しをくれる場所だけど、それは安全に帰ってこられるという前提があってこそだよ。

一人ひとりが自分の登山スタイルを見直し、仲間同士で声をかけ合いながら、これからも事故のない登山を続けていけたらと思います。

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この記事を書いた人

やまステ▲のアバター やまステ▲ 登山フィールドガイド

登山者を安全に導きながら、自然環境やその
地域の特性についての知識を提供する専門家。
3000人以上の登山者をアテンドしています。
登山のお悩み相談は、インスタグラムのDMで
受け付けています。

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