初心者向け登山講座『春の服装とレイヤリング』の基本

こんにちは!やまステ▲です。今日は、春の登山における「服装」について、初心者さんにもわかりやすく丁寧に解説します。

初心者さん必見のテーマだね♪

春の登山は気温や天候の変化が激しいため、適切な服装を選ぶことが快適で安全な登山につながります。一緒に服装の基本を学んでいきましょう!

目次

登山初心者は「あるものを活用」から始めよう!

登山を始めたばかりの頃は、すべての装備を揃えるのは大変ですよね。最初は無理に登山専用のウェアを揃えなくても、動きやすいスポーツ用ウェアを活用してOKです!

素材選びのポイント

速乾性が重要です。登山では汗をたくさんかくため、ポリエステル素材などの速乾性のものを選びましょう。
避けたい素材: 綿シャツやデニム、軍手など。これらは汗を吸った後に乾きにくく、休憩中に汗冷えして体力を奪います。

実例:ユニクロの速乾ウェア

初心者の方には、ユニクロなどで手に入る速乾シャツやパンツが便利です。価格も手頃で、最初の登山にぴったりです。

徐々に登山メーカーのウェアを揃えていけばOKだよ!

登山の服装は「重ね着」が基本!

登山では、標高が上がるごとに気温が下がり、風が吹くと体感温度がさらに低下します。

気温と体感温度の変化

標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃低下します。

風速1mごとに体感温度は約1℃低下します。

稜線では風が強く、寒さを顕著に感じるため、防寒対策が重要です。

レイヤリング(重ね着)の基本

登山では、こまめに衣類を脱ぎ着して体温調節をする「レイヤリング」が重要です。これにより、暑さや寒さを我慢せず快適に登山を続けられます。


暑すぎたり寒すぎたりならないように、快適な行動をできる衣類の調整を心がけようね。

レイヤリングを制する者は、登山を制す!だね♪レイヤリングの解説をしていくよ☆

レイヤリングの構成とおすすめアイテム

ベースレイヤー(肌着)

役割: 汗を吸収して蒸発させ、汗冷えを防ぐ。

素材: 化繊(ポリエステル)またはメリノウール。

おすすめ製品:

モンベル ジオライン L.W.ラウンドネックシャツ

モンベル ジオライン L.W.タイツ

ポイント: 長袖を選ぶことで、紫外線対策や虫刺され予防も可能。

ミドルレイヤー(保温着)

役割: 保温性を確保し、体温を逃がさない。

素材: フリースや薄手のダウン、化繊インサレーション。

おすすめ製品:

モンベルやパタゴニアの薄手フリース。

コンパクトに収納できるものを選ぶと便利。


ポイント: ユニクロのフリースは登山では嵩張るため、登山メーカーの薄手のものがおすすめです。特に登山メーカーのフリースは軽量でコンパクトに収納でき、ザックの中でも邪魔になりません。例えば、モンベルのクリマプラス100や、パタゴニアのR1フリースなどが定番です。また、フリース以外にも、ウィンドシェルというアイテムも便利です。

ウィンドシェルの特徴

役割: 体の熱を逃がしつつ、風や冷気を遮断します。

おすすめ製品: モンベルの「EXライトウインド パーカ」など。

ポイント: ウィンドシェルは軽量でコンパクトなため、持ち運びが簡単。寒い稜線や風が強い場面で大活躍します。

アウターレイヤー(防風・防水着)

役割: 雨や風から体を守り、体温低下を防ぐ。

素材: ゴアテックスなどの防水透湿素材が理想的。

おすすめ製品: モンベルやノースフェイスのレインウェアシリーズ。

ポイント:

防水性だけでなく、透湿性(汗を外に逃がす性能)も重要。

コンパクトに収納できるものを選ぶと便利。

登山初心者向けの春の服装リスト

上半身

ベースレイヤー上(化繊orメリノウール)

シャツ(半袖・長袖)

ミドルレイヤー(薄手フリースまたはダウンジャケット)

レインジャケット(雨や風に備えて携行)

下半身

ベースレイヤー下(化繊orメリノウール)

ロングパンツ(ストレッチ性と速乾性があるもの)

スポーツタイツ・ショートパンツ・山スカート

レインパンツ(雨や風に備えて携行)

その他のアイテム

帽子: 日差しを防ぐつば付き帽子や、寒い時用のニット帽。

手袋: 防寒用と作業用の2種類を用意。

靴下: 吸湿性と保温性のある登山用靴下。

サングラス: 紫外線や雪の照り返しから目を守る。

ざっくりとこんな感じかな。ロングパンツにするか、ショートパンツにするかは、好みとその時の気温や天候で、判断してもらえばいいかな。

ベースレイヤー(肌着)は、モンベルやファイントラック・ミレーと言ったメーカーも沢山あります、モンベルは価格帯のリーズナブルさと店舗も多くて、購入しやすいよ。登山メーカー以外で言えば、最近はワークマンの肌着もお値打ちの価格帯だね。

ベースレイヤーは一番肌に近い所にくるから、長袖のものを選ぶのが無難。暑い時に半そでTシャツ一枚になるのが一番涼しいんじゃないの?と質問をよくいただきますが、紫外線を直接浴びてしまう事による肌のダメージ、そしてそれをリカバリーする為に体力が消耗されます。虫刺されの予防だったり、ベースレイヤーは汗を素早く蒸散させてくれる効果もあるから、汗でウェアが体にまとわりついて、ベタベタする不快さもなくなって、登山中は常サラサラで快適です。

登り始めるとすぐに体温も上がるので、はじめは少し肌寒いくらいの着合わせで、行動中の体感温度に応じて、長袖シャツやフリース、レインウェアを脱ぎ帰して、一番快適になるように衣類を整えていきます。春とはいえ、朝・夕はまだ肌寒く日中との温度差は大きいです。

フリースは登山メーカーの薄手のがあると、使用しない時も嵩張らないので携行しやすく非常に重宝します。

体の熱気を外に逃がしつつ、風とか冷気の侵入を遮断してくれるウィンドシェルっていう便利なものもあるから、一つあると、登山が快適になるよ♪

春の登山での注意点

気温の変化に対応


春は朝晩が冷え込みやすく、昼間は暖かいという気温差が激しい季節です。

脱ぎ着しやすい服装を心がけ、こまめに調整しましょう。

雨や風への備え

山の天候は変わりやすいので、必ずレインウェアを持参してください。

稜線では風が強いため、防風性のあるアウターやウィンドシェルが役立ちます。

汗冷え対策

汗をかいたままにすると体温が奪われるため、速乾性の高いベースレイヤーを着用し、必要に応じて着替えを用意しましょう。

登山服装の基本は「3層の重ね着」

登山初心者の方は、以下の3つを基本に服装を整えましょう。

  • ベースレイヤー: 汗を吸収し、蒸散させる。(着心地のいい、肌触りのいいもの。)
  • ミドルレイヤー: 保温性を確保する。(軽くて薄手かつ、保温性のあるもの。)
  • アウターレイヤー: 雨風を防ぎ、体温を守る。(ゴアテックス素材のもの。)


登山は経験を積むごとに、自分に合った服装や必要なアイテムがわかってきます。

最初は、経験者や登山用品店のスタッフに相談しながら、徐々に装備を揃えてこうね。

まとめ

初心者向け登山講座:春の服装とレイヤリングの基本を解説させていただきました。

準備を万全にして、新しい季節と一緒に、新しい一歩を踏み出そう!

山歩きは自然と一体になれる時間。新しい自分を発見できるかもしれません。

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この記事を書いた人

やまステ▲のアバター やまステ▲ 登山フィールドガイド

登山者を安全に導きながら、自然環境やその
地域の特性についての知識を提供する専門家。
3000人以上の登山者をアテンドしています。
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