
テント泊登山ってした事ある?・・・楽しそうだよね♪



私たちの登山部でもときどきテント泊してるよ。テント泊を楽しむ為にも入念な準備が必要だね。
テント泊の魅力は日没の時間にとらわれず衣食住を全て背負い、夕焼け、星空、日の出まで楽しむ事ができ、より自然を身近に感じれるところだと思います。
この記事では、女子部員たちの経験を元に、実際に用意した服装や持ち物、快適に過ごすためのポイントと注意点や、テント泊の魅力についてわかりやすく解説します。
テント山行の魅力





魅力はなんといっても山の中で自分だけの居住空間を作り出すこと。
幕営地に到着して、10分ほどの時間が組み立ての時間を要せば、そこには自分だけのマイホームを建てる事が出来ます。小ぶりな小スペースながらも、足を伸ばせて横にもなれるし、雨風にさらされる事もないです。
食料、就寝道具、テントがあればこの僅かな省スペースで自然と一体になり、一夜を過ごすことができます。日没時間に縛られる日帰りの登山と違い、背負う荷物は多くなるもののテント装備さえあれば、これまで体験した事がない自由度が高い山の旅を実現する事が出来ます。
テントを背負う登山は通常の日帰り登山よりも背負う荷物も多く、結露や雨でテントが濡れるとさらに重いです。ですがテン泊は自分のペースで時間を気にせず食事もとれるし、気の合った者同志だけで語り合ったり飲んだりできるのでストレスは少ないです。
テント装備の着替え





テント泊するのに肌着の代えって用意してった方がいいかな?



天気が崩れてベースレイヤーが濡れてしまう事もあるから、替えのベースレイヤーがあるといいかも。スーパーメリノウールは、長時間身に付けててもニオイを抑制してくれるよ。春先ならL.Wで十分だね。
下着に関してなんですけど、ショーツは正直そこまで気にならないというか、替えなくても大丈夫ってことが多いです。ただブラはちょっと別問題。特に登りでしっかり汗をかいた日は、そのまま寝袋に入ると汗冷えしちゃって寒いことがあるので、テントの中でサッと替えちゃった方が快適なこともあります。
ただスポブラは着替えるの正直、面倒です。シャツだったら上から脱いで替えられるけど、結局全部脱がないといけないから、持って行っても着替えずにそのまま寝ちゃうこともあります。
でも、山用の速乾素材のスポブラだと、けっこうすぐ乾いてることが多くて助かります。逆に、普段使いの綿素材とかだと乾きにくいし、濡れたままだと冷えるから、替えがあるなら絶対着替えたほうがいいです。私は山用のスポブラ1〜2枚と、気分や体調で替えるかどうか決めるスタイルにしてます。持って行っても着替えない時もあるけど、「持ってる」ってだけでちょっと安心感はあります。



ショーツは、カラバリが豊富なワンダーパンツ、多汗症の人でも安心のドライナミック メッシュ ショーツなどがあるよ。
ブラカップ付きのアンダーウェアでは、ドライナミック メッシュ タンクトップがベタつかず、快適に過ごせます。
テント泊のポイント





テント泊で失敗しない為にも、おさえておきたいポイントをお伝えするね♪
登山計画と共に、テント泊ではテント場の環境のリサーチもしておこう!テント場の近くにお手洗いや水場があるのか、また人の入りはどれくらいなのか(アルプスなどの人気のテン場は、先着順なのでテントが張れなくなったりする事もあります。)どれくらいの幕栄スペースがあるのか、地面は堅くないか(硬くてペグが刺さらない場所もあったりするから、ペグは強度の硬いペグを用意しておく事も有効です。
ペグの種類
・Vペグ・・・付属品として一般的に使われている事が多い。アルミやチタンが主流。
・ピンペグ・・・軽量に特化し、持ち運びに便利。ただし耐久性が弱く堅い地面では曲がりやすい。
・X・Yペグ・・・Vペグよりも、ペグの効きが向上し、強度もアップ。抜きにくい。
・アンカーペグ・・・柔らかい雪や砂の中に埋めて使用する。ペグも大きく重いものを乗せて固定しやすい。
・鍛造(たんぞう)ペグ・・・安価で大量に作れる鋳造(ちゅうぞう)ペグと違い、ハンマーで叩き鍛えているため強度に優れています。硬い地面に打ち込んでも曲がる事も少なく、岩を貫通させる事も出来ます。どんなフィールドでも使えるメリットがあります。
・竹ペグ・・・雪山で使用するもの。四隅のガイラインと、全室先端の5箇所を止める事で、固定性がアップします。



テント付属のペグ以外にも、用途に応じたペグと組み合わせる事で、あらゆる環境での設営にも対応出来るようになります。
ペグダウンはテントの耐風性を高めるために絶対に必要な工程です。テント場の環境と、持ち合わせるペグの特徴をしっかり把握しておく事が大切です。
※ペグの破損にも対応出来るよう、予備ペグも用意しておこう。置き忘れがないように、持参するペグの数も把握しておこうね。応用編として、携帯ノコギリを用意しておけば、枝を使ってペグを自作する事もできます。ペグを自作する経験を積んでおくと、ペグが壊れるなど不測の事態に怯える事も無く冷静に対処が出来るようになります。



テントを張る前はしっかりと整地する事。石ころだらけの場所も居心地のいい寝床に変える事が出来るよ。
テント泊を快適にするために





初めてのテント泊、不安要素を一つでも少なくするためにはしっかりとした準備が大切です。
用意しておきたい小物
- O.D.ロールペーパーキット・・・テント泊は長旅です。コース上にお手洗いがない事も往々にしてあります。必ず用意しておこうね。
- ハンディスコップ・・・テント設営時に整地したり簡易トイレを作ったりと、汎用性が高く用意していると何かと役立ちます。
- O.D.ガベッジバッグ 4L・・・登山中に出たゴミは持ち帰りが基本。食べ物のゴミ、汁物などもこぼす事なく持ち帰る事が出来ます。ニオイ漏れもないので、サニタリーバッグとしても使えます。
- ショックレス ペグハンマー・・・効率よく地面にペグを打つためのもの。テント設営の時短に繋がります。
- スペリオダウンパンツ Women’s・・・テント泊の朝夕は、冷え込みます。下半身を冷やさないためにも軽量のダウンパンツがあると便利。夏山の小屋泊で夜の散策などでも役立ちます♪
- ライトアルパイン ダウンジャケット Women’s・・・低山テント泊の場合、高スペックダウンウェアではなくUNIQLOのダウンなど、なんでもいいので一つ用意しておくと、食事の時間も楽しく過ごせます。※⑤⑥のダウンは雨で濡らさないよう防水スタッフバッグに入れておこう。
- サンダル・・・テント設営後、あちこち移動するのに靴を履くのがめんどくさい時はワラーチなど、かさばらないサンダルがおススメ。外付けする時はカラビナなどで落とさない様に気を付けよう。
ファーストエイドキッド



出来る事なら使わないに越した事はないんだけど、登山中の怪我に対応できる様、最低限のものを準備しています。
爪切り、刺抜き用ピンセット、ハサミ、包帯、傷パワーパッド、絆創膏、清浄面、綿棒、テーピング、ビニール手袋、穴を開けたペットボトルのキャップ、手指消毒用アルコール、ホイッスル、瞬間接着剤、靴紐
夜の冷え対策


春先、秋のテント場は標高にかかわらず、日没するとすっごく夜が冷え込みます。
私はシュラフはもともと寒がりなんでスリーシーズンは#2。それと別でダウンの上下を持っていくようにしてます。シュラフだけで寒い時だと、これがあるだけでかなり違います。
軽量化の為にウールの靴下一足だけにした時は、登山中汗をかいていたのか靴下から真っ先に冷えてきました。替えの乾いたウール靴下に履き替えてたら、もう少しマシだったんだろうなぁとちょっと後悔した瞬間でしたね。
低山の場合、長袖長ズボンで寝ます。ダウンパンツとダウンジャケット、気温により温度変化もあるので、不安な方は少しオーバースペックくらいがいいかと思います。シュラフカバーを用意する事で保温性も上がるし、暑すぎるならファスナーで通気を調整したり掛布団としてつかったりします。どうしても寒い人はカイロや足の裏に貼るタイプ、ナルゲンボトルに煮沸させたお湯を入れて湯たんぽにするといいです。ベースレイヤーをメリノウールにするだけで全然あったかさも変わります。ソロ登山とかで周りに人がいないとかでしたら、嵩張らないしベースレイヤーを寝間着にしてもいいと思います。メリノの肌触りは好みもありますがチクチクしないなら。
夜中とか明け方前に空を見て楽しみたいから、ダウンとかの防寒は必須装備です。せっかくのテントなので、寒くても楽しまないとですね♪
レイヤリング(重ね着)の原則を知る
肌着はウール、上にポリエステルが基本。ウールは湿気をコントロールし、汗冷えを防ぐ素材として優秀。ポリエステルは速乾性と保温性があり、外層に適しています。
プリマロフトアクティブを就寝着に。軽くて保温力があり、汗抜けも良い。オクタやポーラテックアルファよりも断然暖かいという実感です。
就寝時の着こみすぎ注意。特にダウンシュラフは体温を使って膨らませるので、着込みすぎると逆効果になる場合あります。素肌に近い構成が理想的な場合も。
マットの断熱力で底冷えを防ぐ
R値4.0以上が安心。エアマットなら最低でもR=4.0、寒がりなら冬用のR=8近いモデルも検討を。
クローズドセル+インフレータブルのW使い。地面の冷気をシャットアウトし、さらに寝心地も良くなるベストバランスです。
足先の冷え対策が鍵
ソックスは逆効果の場合あります。締め付けや湿気によって逆に冷えることも。理想はソックスを脱ぎ、ダウンソックスで保温する。足先が冷たいと眠れない問題には、「ダウンの足カバー」や湯たんぽ(ナルゲンボトル活用)も効果的。オイルが揮発するので少し臭いますが、ハクキンカイロも足元に入れておくとあたたかいです。
ビビィ&シュラフカバーの活用
SOLのエスケープヴィヴィライトは万能。軽量でありながら結露を最小限に抑え、ビビィ&カバー両用で暖かさもUP。気密性と通気性のバランス:結露は多少許容しつつ、濡れ過ぎを防ぐ素材選びが重要です。
フード付きシュラフ or フード対策を忘れずに
キルト型シュラフは頭が冷える。首・頭周りの防寒対策が必須。ネックゲイター+ビーニー(メリノ)+ウインドブレーカーのフードなどで調整を。
その他の小ワザ
シュラフ内で服を温めて翌朝快適に。ビバークバッグ内にバックパックを入れて断熱材代わりにする。
登山前の夕食は脂質を含む高エネルギーなものを摂取して「体の燃料」をキープ。
標高2,000mのテント場の装備
テント泊防寒コーデ(夜用)
ジャケット: パタゴニア ナノパフ
インナー: オクタ素材ロングスリーブ
パンツ: ダウンパンツ+メリノウールタイツ
足元: ノースフェイス ヌプシブーティソックス+ダウンソックス
顔まわり: バラクラバで顔・首・頭までカバー
寝具
シュラフ: モンベル#3+シートゥーサミット スパーク0(インナーで二重)
マット: エバニューFPマット+ニーモ ゾアショートの重ね使い
テント: ダブルウォール
朝の気温はなんと -1.3℃! それでも寒がりの私が一度も冷えを感じず朝までぐっすり眠れたので、これはかなり成功だったと思います。
ちょっと装備が多いかな?と思っても、寝不足で翌日しんどいよりマシなので夜の冷え対策は万全にしてください。
冷えの原因って…実は地面からだった!
寒さ対策ってついつい「上からかけるもの」に目が行きがちだけど、実は一番の冷えポイントは下から来ます。
ダウンって、圧がかかるとぺしゃんこになって保温力が落ちます。つまり、寝袋の下側は地面に押しつぶされてあまり暖かくないです。なので、大事なのが マットの性能(R値)。私はR値6.9のサーマレストのエアマットを使ってるんですが、厳冬期のアルプスや八ヶ岳でも「むしろあったかい!」と思えるほどで。冷えないって本当に安心です。
私の冷え対策まとめ
- マットはR値の高いものを選ぶ(寝袋より影響大!)
- 寝袋の中では肌を出すくらいが実は温まりやすい
- 冷えやすい 足先・手先・首は重点防寒(私はダウンソックス必須!)
- ウールのベースレイヤー+ダウン上下でしっかり保温
- ナルゲンボトルにお湯を入れて、寝袋の中に入れておくと即席カイロに!
「まだちょっと寒いな…」ってときは、まずはマットを見直すのが一番コスパよくて即効性あるかもしれません。



それでもダメなら、シュラフの番手を上げて調整してみてください。
軽量化、サンダルどうする?
サンダルはあると幸せなアイテム、靴を脱いで、サンダルでテント場をウロウロできるだけで、かなり快適です。
トイレ行ったり水汲んだり、足が軽くなるだけで疲労感がぐんと違う。お手洗いいくのに登山靴の紐結んだりとか、正直しんどいです。
軽量化って難しいけど、「自分にとって何が大事か」をはっきりさせると、驚くほど取捨選択できるんですよね。
次のテント泊では、どんな工夫しようかなってワクワクしてます。



みんなの声を求めてみました。
「今回は軽量化優先でサンダルは削りました!」という声、最近よく聞きます。登山靴の紐をゆる〜くしておけば脱ぎ履きも意外と快適だった、なんて工夫もあります。でも一方では
「滞在時間が長くなるならサンダルは必須!」
「林道や木道はクロックスで歩いちゃう派。」という声も根強いです。
※お手洗いまで遠いことが多いので、軽いワラーチも薄くていいけど慣れてない人には歩きにくい事もあります。
皆さんは、テント泊にサンダル、持って行きますか?それとも割り切って削りますか?



悩ましい課題ですよね。
サンダル各種
モンベル・ソックオンサンダル派
靴下のまま履けるのが便利。そこそこ軽量。鼻緒なしで、足入れるだけだけどかかとも浮きにくく使いやすいです。
クロックス派
テント場用だけでなく、整備された道もこれで歩く。意外と耐久性あります。
「あったらいいなをなくすことで軽量化は進む」は本質。軽量装備を買い揃える前に、自分の体をUL化(筋力アップ&体脂肪をカット)した人が最強かもしれません。という声もありました。
強風&暴風雨での設営対策


「風、なめたら絶対だめ!」そう思い知らされるのが、山のテン場での悪天候設営。
飛ばされる前に、まず押さえる事!強風時、ちょっと置いたペグやテントフライが一瞬で飛んでいくこともあります。設営中は、荷物や石でしっかり重しをするのが基本です!



「とりあえず置いとこ」はNG。飛ばされたら、その時点で詰みます。
実際にあった設営エピソード
以前、夏に北アルプスを縦走していた時のこと。双六小屋のテン場で、まさかの台風直撃に遭いました。
「これから荒れるぞ」というタイミングでテン場に到着。急いで、テントの周りをぐるっと石で20cmくらい積み上げ、暴風対策。設営に数時間かけてガチガチに固めました。
それでも夜には、フレームが折れそうなほどの暴風。テントの中で、背中でポールを支えながら丸一日じっと耐えました。翌朝、外に出ると…大型テントの多くが潰れていて、持ち主たちは小屋に避難済み。
それに対して、自分のテント(アライ・ゴアライズ+フライ)は無傷。フレームがちょっと曲がった程度で、まさに「生還」って感じでした。備えの差が結果の差に。「石積み」と「信頼できるテント」、どちらも大事だと身をもって学びました。
強風下でのテント設営、絶対に気を抜かないで
強風の中でテントを張るときは、「設営できるテントを選ぶこと」から始まります。おすすめは、吊り下げ式のダブルウォールタイプ。信頼性が段違いです。
設営の基本手順
1. 風上側をまずペグダウン(これが命綱)
2. 次にポールを入れてテント本体を立ち上げる
3. 残りのペグダウン→ガイラインで補強して完成
この順番を守れば、強風でもテントは安定しやすくなります。
ですが、一番危ないのは設営・撤収時の隙です。
以前、槍ヶ岳のテン場で目の前にいた初心者の方のテントが、風で吹き飛ばされて自分に直撃したことがありました。原因は、ペグダウンせずにポールを入れて目を離したこと。幸いケガや破損はありませんでしたが、状況次第では重大なトラブルになっていた可能性もあります。風が強い場所では、「とにかく飛ばされない工夫」が命を守ることにつながります。
軽量化


行動食
大好きなクッキーやチョコバー。気持ちは分かるけど、あれ、意外と重いです。せっかく食糧を軽くしたのに、行動食が重たいのは本末転倒。泣く泣くスタメン落ち。その代わりに私が選んだのは、柿の種・せんべい・飴系、干し梅。軽いし、日持ちするし、塩気も糖分もとれて優秀です。いろんな種類をジップ付き袋にごちゃ混ぜにして持っていくと、ちょっとした「味の福袋」気分でテンション上がります。これ、ほんとおすすめ!
テント場での着替えは思い切ってナシ!
2日くらいなら、着の身着のままでOKって割り切りました。そのぶん荷物も軽くなるし、テント泊の快適さが上がる。着替えは、下山後の温泉用セットを1つだけ持参。Tシャツ・短パン・靴下・手ぬぐいの4点セット。これをスペア扱いに。



必ず温泉に寄って帰る派なので、これが自分には合ってました。
テント泊でのザック選び


テント泊では、装備の総重量が重たくなるので、ザックのフィッティングがかなり重要。できればフレキシブルに調整できるモデルや、店頭でフィッティングするといいです。山行の快適性をどこまで求めるかでフレームのグレードや荷室へのアクセスなどのアプローチも変わるのでザック本体の重量も大きく変わります。
スタイルが確立してなかったり、変更可能でおすすめモデルは以下です。
mont-bell グラナイトはアタッチメントの互換性が優れていて冬装備にも対応できます
mont-bell ロガーフレームLW
は背負子なのでフレキシブルにあらゆる容量変えられますがアクセスやパッキングが上級者向けとなってます。
パーゴワークス カーゴ55
こちらもフレキシブルに使えて便利です。



みんなのテントレビューをまとめてみたよ♪


山岳テントのグラウンドシートについて





ブルーシートじゃダメ?って質問を受けます。
結論は純正のグランドシート絶対あった方がいいです。テント、実は底がめっちゃ濡れます。晴れてても地面からの湿気とか朝露でビチャビチャ。
撤収時テントを乾かそう思ったらグランドシートの上に、ひっくり返して底に日を当てたらすぐ乾きます。土汚れとかもつきにくいから、そのまま畳んで収納できて楽です。グランドシート無いと畳むときもドロドロなるしめっちゃ手間かかります。山で汚れを拾った時ほど、のちの洗浄大変です。
グランドシートは、家でもサッと水洗いして干せてメンテナンスは楽です。純正はお高いけど、分厚くてめちゃ丈夫です。普通に10.20年くらい、テント買い替えてもずーっと同じグランドシート使い続ける事も出来ます。小石が下にあっても穴は簡単にあきません。
ブルーシートは使ってみるとサイズ合わないし、折りたたむとゴワゴワで風で飛びやすいです。純正のやつはテントより少し小さめにできてるから、設営前に敷いとくだけで重みあるし飛びにくく。しかも四隅にゴムの輪っかのあるものが多くペグで止めれて便利ですよ。
テントの収納法 応用編





初めてのテント泊、楽しかったね。



そうそう最後にテントの上手な収納法をお伝えするね。
収納時、ポールを使うテントでは、ポールをセンターに。そしてそれを保護する形できゅうり巻きの様にテントを巻き付けてスタッフバッグに収納されている方が多いと思います。ですがポールとテント(フライとインナーセット)を別で収納すると、ザックの中でデッドスペースが出来ません。、『フライ・インナー』の順に、別でスタッフバッグに入れると次回使用する時に便利ですよ。



ただし、『フライ・インナー』のスタッフバッグは、モンベルのコンプレッションキャップ等で圧縮させない事。



私はそれして、自在金具でインナーメッシュ破きました笑。
最後にテント撤収の基本となりますが、テントポールはフライシートから押し出して取り外します。引き抜こうとすると高確率でポールのジョイントが外れて、フライシートを嚙んだりします。
テントポールは端からではなく、最初に真ん中から折っていくとショックコードにテンションがかからないので、長持ちするよ。
テント泊のポイント
- 雨降り時のトイレまで行く折り畳み傘が便利
- テン場用サンダルがあるとテン場の散策が便利。
- 汚れものに使う手拭いがあると濡れたりしたテント拭き取れます。
- テントは構造はスリーブ式より吊り下げ式の方が、設営、撤収が楽。
- テントはソロでも2人用が快適。ザックを置いても就寝スペースを確保できます。
- 濡れたテント、降雨時はテントをキレイ畳めないので、大きめビニール袋を用意しておけば、適当に詰めても納まりが良いしザック内を濡らしません。
- テント設営場所はトイレから遠い方が静かです。
- 浄水器があると背負う水を減らせるし、飲むのが不安な水場でも、安心してろ過して飲めます。
- ペグは必要性を感じたら、追加で購入していいかも。ペグダウンしやすい形状のものがあります。
- スリーピングマットの下に銀マットを入れるなど、寒さを和らげる工夫をする事で快適さが増します。
- 足先を冷やしたくない人はダウンソックスなどの活用を
- 見晴らしの良い山頂付近にテントを張ると、夜は風の音で、眠れない事があります。樹林帯やハイマツの陰など、風避け出来るポイントで張ると静かに眠れます。
- 初めて使うテントは、段取りを掴めていないので、本番で試すのではなく事前に試し張りをする。
- 夜にテントを飛ばされると大変なので、ペグダウンはサボらずにしっかりと行う。(ペグダウンとテントにテンションをかける事で結露が溜まりにくくなり、テントを濡らしません。)
- 強風時のテント設営は、まずポール入れる前にテント内にザック等入れて重りにする事で飛ばされる事がなくなります。
- 川の近くで設営しない。テン場で大雨になり、テントが水没してしまう危険があります。
- よく耐風性考えて出入口は風下と言いますが、盲点は設営とか撤収時。そんな時は出入口なんて関係なくよく飛ばされそうになります。 まずは一番風上にペグ打ちで撤収は最後まで風上のペグは抜かない様にしています。
- シーズン始めは、テントを再確認。カビの発生やペグの数も確認しています。
- 基本に忠実になるって事はとても大事(登山入門やテント泊入門みたいな書物で勉強するとか、ネットでテントの張り方とか学ぶとか)でも、全てがマニュアル通りではうまくいかない場合もあるって事も覚えておこう。
テント泊のよくある失敗例
- テントが大陸製の安物で劣化が早く て、雨で上から下から浸水。
- テント内で湯を沸かしてて マットやテント内でこぼしてしまう(前室を利用する。)
- ガスランタンは危険なのでLEDランタンにしましょう。
- 真冬の八ヶ岳など厳しい状況下では 飲み水が凍るので、シュラフに入れるなどの対策を。
- 着替えも持ち物(ザック)も水浸しになった経験がありました それからはザックが入るくらいの大きな袋(70ℓサイズ)を一枚入れるようにしてます。
- ガイロープを張らずに寝たら、夜中に暴風吹いて慌てて張りました。
- テント場が微妙に右に傾斜してて、左向いて寝るしかなかったこと。
- ガスバーナーの点火装置が動作しなかったこと。ライターは必須。
まとめ




今回はテント部の活動を通じて経験してきた事、注意点などを纏めてみました。
山岳テントをお持ちでない方も、安心して一からレクチャーを受ける事ができます。
私達と一緒にテント泊登山、楽しんでくれる方を募集しています。
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