登山靴、どれを買えばいい?
今日はみんなからもらう質問から、登山靴の選び方についてのお話です♪
登山靴も沢山あって迷うよね、特に初めての一足は。
うん、登山靴は自分の足にしっかり合ったものを選んで欲しいよね。種類は大きく分けて3つあるよ。
👞ハイカット
👞ミドルカット
👞ローカット
順に私たちで説明をするね
ハイカットの登山靴の特徴
ハイカット登山靴 お値段高め。
この登山靴は足首一番しっかりとホールドしてくれるから、テントを担いだり、縦走したりする長期の登山計画でも安定感があるよね。
ごつい登山靴だから、これから登山をスタートされる方には敷居の高いタイプではあるんだけど、山歩きに慣れていない初心者や、長時間の歩行で疲れた足でも、足元のぐらつきを抑えてくれて、捻挫のリスクを大幅に軽減するし、疲労している時でも安全感のある歩行ができるよ。
ソールがしっかりと固いものが多いから、足場の悪い地形でも、登山者の足の疲労も軽減させてくれるし。靴そのものの寿命も長いです。
ブーツ型なので、重たいし慣れるまで最初は少し時間かかるかな。でも間違いのない一足。水たまりでも長靴のように気にせず渡れます♪
ハイカットは全体的に硬くて、一般的な運動靴のようにしなやかに曲げられないんよ。だから歩き方としては、かかとから着地する歩き方ではなくて、足裏全体で着地するフラットフッティングを意識しよう。そうする事で、ソールのブロックがしっかりとグリップを効かせてくれるから、スリップや転倒もしにくくなるよ。
ミドルカットの登山靴の特徴
ミドルカット登山靴 中間くらいの価格帯。
ハイカットの登山靴に近しい丈があり、ローカットよりも足首に固定出来るように作られてるよ。ソールなども柔らかく、ハイカットの登山靴よりも軽量だから、初心者にも扱いやすくて、一泊二日ほどの登山行程や富士山などを目標にしてる人にはちょうどいいスペックかな。
価格帯は、ハイカットよりもお値打ちだけど、剛性などは、その分劣ります。
ハイカットほど足首に固定力がないので機動力には繋がるんだけど、不安定な場所に乗ってしまった際には、ハイカットと比較すると足首に負担はかかります。
それでも、十分45リットルくらいのザックを背負っての山小屋泊にも、十分対応は出来るから、最初の一足目にはバランスがとれてるいいモデルかな、私もミドルカットスタートでした。
いきなりハイスペックの登山靴からスタートしなくてもいい場合は、デビュー登山靴には丁度いい価格帯だと思います。
※カットの高さはメーカーによりそれぞれ違いがあります。
ローカットの登山靴の特徴
ローカット登山靴 価格帯はお財布に優しい。
このタイプのものは足首を覆われてなくて、作りも柔らかく軽量なのが特徴♪スニーカーに近い感覚で履ける気軽さでありながら、通常の運動靴よりも、滑らない様にグリップが効くようにソールが工夫されてるねん。整備された登山道や木道を歩く時に威力を発揮してくれるよ。
変化に富んだ地形全てに対応している訳ではないから、自然散策だったり、ホームマウンテンにしている行きなれてて、地形を把握している山でのトレーニングには最適かな♪
気を付けないといけないのがソールはやわらかいから、無意識にかかとから着地するような歩き方になりがちだし、ハイカットやミドルカットほど、しっかりと足首を固定するわけではないから、捻挫には気を付けてね💦足運びは出来るだけ、段差が少なく安定感のある場所を選んで歩くのがポイントだよ。
デメリットは下山では、ハイカットは足首が固定されている事で、靴の中で足が前にズレない仕組みになっているんだけど、ローカットの場合は固定されていないので、足が靴の中でズレて爪を痛めたりするリスクがあります。
ソールが柔らかい分、悪路では足裏が痛くなりがちです。そして小石が入りやすかったりもします。
登山靴を選ぶ上で、押さえておいてほしいポイントは皆それぞれ予算もあるし、どれが正解っていうのもないと言うこと。ハイカットだから良い、ローカットだからダメって訳ではないし、自分の登山の用途にあっていて、それでいて一番自分の足にフィットしているものを選ぶのが良いから登山用の靴下を履いた上で、お店でしっかりとフィッティングして、きちんと店員さんに相談する事。足のサイズを測ってもらえたりもするよ。
あと、安いからって手に取らないで、よくわからないメーカーの登山靴はネットでは絶対に買わないこと。その登山靴がどんな所で保管されているかわからないし、中古のものとかだと、いきなりソールが剥がれたとかのトラブルにまきこまれたりする事もあるから。使用後の泥のついた登山靴を箱にしまいっ放しで、そのまま箱の中で寿命を尽きてる靴に当たったなんて話も聞いたりします。
今日の登山靴のお話はここまで。また登山靴のメンテナンスや保管の仕方とかも、おいおいブログで紹介していくね♪