
登山中に心がけてることってある?



うーん、私らは団体で登山をしている事が多いから、他の登山者の迷惑にならないようにマナーを心がけてるかな?
気持ちよく山を歩くために、私たちが大切にしたいのは「自然へのやさしさ」。ほんの少しの意識で、山はこれからもずっと美しいままでいてくれます。自然に負荷をかけないローインパクトな山歩きを心がけてみませんか?
自然環境への配慮



私たちが心がけている事をまとめてみました。
ゴミは自分で持ち帰る
山小屋にゴミ箱があっても、「山小屋で購入したもののみ回収」という場合があります。
山のゴミは、ヘリコプターや人の手で運び下ろされるため、大きな手間とコストがかかっています。
だからこそ、自分が出したゴミは自分で持ち帰る。それが思いやりに繋がります。
採らない、持ち帰らない
国立公園では、咲いている花だけでなく、落ち葉や石ひとつでも持ち帰ることはできません。自然は「そこにあるからこそ美しい」もの。その一つひとつが、生態系の大切な一部です。かわいい石や葉っぱを見つけたら、持ち帰るのではなく、写真に残したり、その場でゆっくり楽しみましょう。山は、来たときと同じ姿で帰ることが理想です。
※高山植物の中には盗掘により絶滅が危惧されているものもあります。
(例:北岳にのみ自生するキタダケソウ)
ルートを外れない
登山道が整備されている場所では、決められたルートを歩くことが基本です。道を外れて歩くと、足元の植物や土壌にダメージを与えてしまいます。山の自然はとても繊細で、一度傷つくと元に戻るまでに長い時間がかかります。



山の魅力を知っている私たちだからこそ、守る側でありたいですね。
また、植生保護のために柵が設置されている場所では、立ち入らないようにしましょう。自然を大切にすることは、結果的に「自分たちが気持ちよく山を楽しめること」につながります。



みんなで少しずつ意識して、ずっと美しい山を残していきたいですね。
基本は「登り優先」



登山道では明確なルールはないけれど、一般的には 「登り優先」 とされています。
その理由は、
・登りはペースを崩すとしんどい
・リズムが止まると再スタートがきつい
・体力的に余裕が少ないことが多い
から。一方で下りは、比較的立ち止まりやすく、道を譲りやすい場面が多く視界も広いです。
とはいえ、大切なのはあくまで状況判断。
・足場が悪い
・狭い場所
・下りの人が動きにくい場所にいるとき
・登りの人が休憩したいタイミングのとき
・どちらかが大人数のグループのとき
そんなときは、無理に「登り優先」にこだわらず、お互いに譲り合うことがいちばん大事です。
「基本は登り優先、でも思いやりが最優先。」
こういった状況を見ながら、無理のない方が道を譲りましょう。相手と顔を合わせれば、どちらがスムーズか自然とわかるはずです。思いやりを持った行動が、気持ちのいい登山につながります。このバランスが、気持ちよく山を楽しむコツだと思います⛰️✨
山道ですれ違うときのマナー
道を譲るときは「山側」に寄る



すれ違うときは、必ず「山側」に寄るのが基本です。
谷側(斜面の下側)は転倒や滑落のリスクが高く、非常に危険です。一見スペースがあって避けやすそうに見えても、谷側に立つのは避けましょう。
もし安全に避けられる場所がない場合は、無理にすれ違わず、少し広い場所まで移動することも大切です。
安全にすれ違うためのポイント
・ザック(バックパック)は下ろさず、安定した状態で立つ
・相手の方をしっかり見て動きを確認する
・ストックや装備が引っかからないよう注意する
すれ違い時の接触や引っかかりが、滑落事故につながることもあります。譲る側だけでなく、通る側も慎重に行動しましょう。
もし相手が谷側に寄ってしまっている場合は、「山側に寄っていただけますか?」と声をかけるか、自分が山側に移動して対応するなど、安全を優先しましょう。
山ではちょっとした判断が、安全につながります。



「山側によける」を習慣にして、安心して登山を楽しみたいですね。
落下物に注意!山では上からの危険もある



登山中は、上から石や岩が落ちてくることがあります。落石は重大な事故につながる、とても危険なものです。
落石は自然に起こるだけでなく、登山者が不安定な石(浮石)に乗ったり、触れたりすることで発生することもあります。
特に、
・ガレ場(石がゴロゴロしている場所)
・谷筋
・雨の後で地面が緩んでいるとき
こういった場所では、落石が起きやすくなります。危険な場所では、上の様子にも気を配りながら、立ち止まらず、できるだけ速やかに通過しましょう。
山では、自分の持ち物が落下物になることもあります。たとえ小さなものでも、人に当たれば大きな事故につながります。
特に注意したいのは、
・バックパック
・水筒や小物類
ザックの外に付けた装備は落ちやすく、枝などに引っかかってバランスを崩す原因にもなります。
落としやすい場面に注意
実際に、休憩中に不安定な場所へ置いたバックパックが、そのまま転がり落ちていくケースもあります。もし下に人がいれば、大きな危険や迷惑につながるだけでなく、自分自身も大切な装備を失うことになります。
水筒なども転がりやすいため、必ず安定した場所に置くようにしましょう。また、サイドポケットに入れた水筒は、しゃがんだときなどに落ちることがあります。安全のためにも、できるだけバックパックの中に収納しておくのがおすすめです。
山では「落とさないこと」も大切なマナーのひとつ。自分の行動が、誰かの安全につながっていることを意識して、安心して楽しめる山歩きを心がけたいですね。
落としてしまったときの対応⚠️



もし石や物を落としてしまったら、すぐに大きな声で「ラク!」と叫びましょう。
自分より下にいる人へ向かって、できるだけ遠くまで届くように知らせることが大切です。たとえ人が見えなくても、物は思った以上に遠くまで落ちていくことがあります。また、岩陰などで見えないだけで、下に登山者がいる可能性もあります。英語では「Rock!」と言いますが、「ラク!」でも十分伝わります。
落とした物は追いかけない
落とした装備を、あわてて追いかけるのは危険です。実際に、追いかけて滑落する事故も起きています。取りに行く場合は、必ず周囲の安全を確認してから。もし崖など危険な場所に落ちた場合は、無理をせず、装備を失った前提で安全に下山する判断も大切です。
落下物が来たときの行動
落ちてくる物に気づいたら、目をそらさず、動きを見ながら回避します。背を向けて逃げるのではなく、落下物の軌道を確認しながら、当たらない方向へ移動しましょう。できれば、今いる位置よりも一段高い場所(山側)へ逃げるのが安全です。落ち着いて足場を確認しながら行動することが大切です。
「ラク!」はみんなで伝える
自分が落としたときだけでなく、落石や落下物に気づいたら、誰でも「ラク!」と声を出しましょう。
最初の声が届かないこともあるため、周囲の人も同じように声をつなぎ、リレーのように危険を伝えていきます。
✔️緊急時チェック
・落としたらすぐ「ラク!」と叫ぶ
・人が見えなくても必ず知らせる
・落とした物はむやみに追わない
・落下物から目をそらさない
・山側(高い位置)へ逃げる
・「ラク!」の声はリレーする
一人の声と行動が、周囲の事故防止につながります。



みんなで声をかけ合って、安全な山をつくっていこうね⛰️✨
標識のそばでは休憩しない📸
山頂や分岐にある標識って、つい写真を撮りたくなる大事なポイント。



でもいざ撮ろうとしたら、人が写り込んでしまってちょっと残念な気持ちになること、ありませんか?
標識のまわりは、
・写真を撮りたい人
・ルートを確認したい人が集まる場所。
だからこそ、長時間の休憩は少しだけ離れた場所で。
「写真どうぞ〜」って少し場所をあけるだけで、お互いすごく気持ちよく過ごせます。ちょっとした気づかいで、みんなの思い出がもっと楽しくなりますよ♪
三角点は踏まない



一時期、三角点に足を乗せて写真を撮るの、ちょっと流行ってましたよね。
でも実はこれ、登山界ではあまり良く思われていない行為です。三角点は、ただの石ではなく測量のために設置された大切な基準点。多くの人の手で守られてきた、ちゃんとした役割のあるものなんです。
だからこそ、踏むのではなく、そっと触れるくらいがちょうどいい。今は「軽くタッチして写真」が定番になってきましたね😊知らずにやってしまうこともあるけど、知った人から少しずつ変えていけたらいいよね。
みんなで大切にして、気持ちよく山を楽しみましょう✨
食事のマナー



🍲山での「流し捨て」ちょっと待って
山ごはんのあと、ついそのまま流してしまいそうになる茹で汁や食器を洗った水。
でも実はこれ、そのまま自然に捨ててしまうのはあまりおすすめできません。見た目はきれいでも、油分や調味料、炭水化物などが含まれていて、自然のバランスを崩してしまうことも。「ちょっとくらいなら…」の積み重ねが、山の環境に影響してしまいます。
とはいえ…パスタの茹で汁とか、正直ちょっと困るよね💦そんなときは、スープパスタにして使い切るのもひとつのアイデア。
他にも、できるだけ水を使わない工夫や、拭き取り中心の後片付けもおすすめです。
空のペットボトルなどを用意することで、回収することもできます。「流さない」っていう小さな意識が、山をきれいに保つ大きな一歩。



みんなで気持ちよく楽しめる山にしていこうね🌿
挨拶について



🗣️声かけでつくる、気持ちいい山の輪を広げよう!
山ですれ違うときの「こんにちは」や軽い会釈。これだけで、その日の空気がぐっとやさしくなります。自分から挨拶するかどうかは人それぞれだけど、挨拶をもらったら返すのは、やっぱり基本のマナー。



無視されると、ちょっと寂しいしね🥹
もちろん、息が上がっていたり体調がしんどいときは無理しなくてOK。そんなときは軽く会釈だけでも、ちゃんと気持ちは伝わります。
グループのときは人数もひとこと
道を譲ってもらうとき、「あと◯人います」と一言伝えるだけで、相手は安心できます。見えない後続がいると、「まだ来るの?」と気を使わせてしまうことも。ちょっとした声かけが、スムーズなすれ違いにつながります。
下山中は情報をもらえる人に
下山時は、これから登る人とすれ違うことが多いタイミング。そんなとき、笑顔で挨拶できる人には、自然と情報も集まってきます。
「この先どうでした?」
「雪ありますか?」
そんな会話が生まれるのも、山ならではの楽しさ。声をかけることは、安全にも、楽しさにもつながる大切なコミュニケーション。



ちょっとした一言で、山の時間がもっと心地よくなるよ🌿
まわりへの気づかいも忘れずに
・休憩するときは道をふさがない
・休憩場所は譲り合う
ちょっとした配慮で、みんなが気持ちよく過ごせます。
ペースの違いは思いやりで



山では、人それぞれ歩くペースが違います。
後ろから足の速い人が来たとき、少しプレッシャーを感じたこと、ありませんか?
そんなときは、
無理にペースを上げるのではなく、
安全な場所で道を開けて譲るのが◎
お互いに気持ちよく進めます。逆に、追い越す側もマナーが大切。
「先に行かせてもらってもいいですか?」このひと声があるだけで、印象はまったく違います。
ペースの違いは悪いことじゃない。だからこそ、ちょっとした気づかいでお互いが気持ちよく歩ける関係に🌿山は競争じゃなくて、みんなで楽しむ場所。思いやりひとつで、空気がぐっとよくなるよ⛰️✨
喫煙登山者さんへ🚭
山の空気って、ほんまに気持ちいい。だからこそ、その空気を大切にしたいよね。
タバコを吸うときは、まわりの人に煙がいかないように、風下で。登山中は呼吸も深くなっていて、煙やにおいが気になる人も多いです。



『山頂とか眺めの良いところで吸いたいのはわかりますが、山の澄んだ空気を満喫したい者にとってはすごくガッカリ😞』っていう声も聞きます。
せっかくの景色や空気を楽しみに来ている人もいるから、ちょっとした気配りが、みんなの心地よさにつながります。山はみんなで楽しむ場所。思いやりひとつで、もっと気持ちいい時間になるよ🌿
もちろん山火事にならないよう、吸い殻の持ち帰りも徹底もマナーです。
下山後は靴をきれいに🥾



下山したあと、靴についた土や種、そのままにしていませんか?
実はそれ、別の場所へ外来種を運んでしまう原因になることも。気づかないうちに運ばれた植物が広がると、もともとあった植生が変わってしまうこともあります。
近くの山でも、外来種の影響や鹿の食害などが重なって、「花の百名山」と呼ばれていたのにお花が減ってしまった場所も…。ちょっと切ないよね😢
だからこそ、下山したら靴を軽く洗う・土を落とす。
それだけでも、自然を守る一歩になります。自分の一歩が、次に行く山の景色を守ることにつながる。そんな意識で、これからも山を楽しんでいきたいね🌿
ゴミは「家まで」持ち帰ろう🗑️



ゴミを持ち帰るのは、もう当たり前。
でもその先、家まで持ち帰るところまで意識できると、もっと完璧。
下山後に立ち寄った温泉や駅で、ゴミを捨てて帰る人もいますが、それは本来、その施設のために用意されたゴミ箱。
山で出たゴミは、最後まで自分で責任を持つ。その姿勢が、山だけじゃなく周りへの気づかいにもつながっていきます。ちょっとしたことだけど、そういう積み重ねが美しい登山者。



気持ちよく山を楽しんで、最後まで気持ちよく帰ろうね🌿
山小屋では「少しだけ応援」🏡
山小屋に立ち寄ったとき、もし余裕があれば、なにかひとつ買ってみる。
それだけで、その山の未来を守ることにつながります。山小屋の運営は、物資の運搬や維持管理など、とても大変。



私たちが何気なく使っている休憩スペースやトイレも、たくさんの人の努力で支えられています。
だからこそ、飲み物1本でも、おやつひとつでもOK。その小さな行動が、山小屋の存続を支える力になります。特に「ちょっと大丈夫かな…」と感じる場所ほど、できる範囲で応援できたらいいよね。
山を守ってくれている人たちに、ささやかなありがとうを込めて🌿
無理しないが一番のマナー



自分のためだけじゃなく、一緒にいる仲間や、まわりの人の安全にもつながります。
計画と判断はしっかりと
無理な計画や強引な行動は避ける。複数人で登るときは、意見を共有してから行動することが大切です。そして、少しでも体調に不安を感じたら、無理せず引き返す判断を。
状況によっては、近くの山小屋を目指す、ビバークの準備をするなど、安全に戻るための選択を優先しましょう。
準備が安心につながる
道を人に聞く前に、事前にルートや情報をしっかり確認しておくこと。地図はスマホだけでなく、紙の地図+コンパスもあると安心です。バッテリー切れや故障など、万が一の備えが大切。
「もしも」に備える
山では何が起きるかわかりません。だからこそ、トラブルが起きたときにどう動くかをあらかじめ考えておくことが大事です。この感覚は、経験とともに少しずつ身についていきます。
登る前・下山後もマナーは続いてる🚃
山の中だけじゃなくて、行き帰りの過ごし方も、実は大切なマナー。



ちょっとした気づかいで、周りの人との心地よさが変わります。
熊鈴は場所を選んで🔔
熊対策で大切な熊鈴。でも、交通機関の中や民家の近くでは、音が気になることも。そんなときは、一度外す・音を止めるだけでOK。自然の中と、生活の中。場面に合わせた配慮を大切にしたいね。
泥や土は軽く落としてから🥾
下山後に温泉や飲食店、電車を利用するときは、靴についた泥や土を軽く落とすのが◎できれば、サンダルや替えの靴に履き替えるとよりスマート。山の外でも、「登山者って感じいいな」って思ってもらえるように。そんな小さな積み重ねが、次の登山のしやすさにもつながっていくよ🌿
登る前から下山後までが、登山。最後まで気持ちよく楽しもうね⛰️✨
下山後の身だしなみもマナー
汗やにおいが気になることもあるので、できれば下山後はお風呂でさっぱりしてから、公共交通機関を利用できるとよりスマート。
無理をしない、備える、思いやる。その積み重ねが、安全で気持ちいい山につながっていくよ🌿
まとめ







みんな色んな事を心がけながら登山してるんだね。



「気をつけよう」と思えるその気持ちが、大切だと思う!
山は、誰かのものではなく、みんなで大切にしていく場所。
ひとつひとつの行動が、次に訪れる人の安心や気持ちよさにつながっていきます。
マナーと思いやりを持って歩くことが、結果的に自分自身の山時間も豊かにしてくれるはず。
気持ちよく山を歩くために、私たちが大切にしたいのは「自然へのやさしさ」。ほんの少しの意識で、山はこれからもずっと美しいままでいてくれます。自然に負荷をかけないローインパクトな山歩きを心がけてみませんか?
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