美濃戸口から赤岳へ。赤岳鉱泉1泊2日の王道ルート完全ガイド

食事の美味しい山小屋ってある?

赤岳鉱泉のステーキとか、めっちゃ美味しいよ!

「日本百名山」に名を連ねる八ヶ岳連峰の主峰・赤岳(標高2,899m)。その険しさと美しさを兼ね備えた登山道は、登山者に挑戦心と感動を与えてくれます。

頂上からのパノラマビューはまさに絶景で、心も体も洗われるような達成感を味わえるでしょう。しかし、赤岳の魅力は山頂だけにとどまりません。登山に加えてもうひとつの楽しみ、それが赤岳鉱泉のご褒美ステーキです。疲れた体に染み渡るジューシーな一皿が、旅の思い出をさらに深く、豊かなものにしてくれます。

今回は、赤岳登山の魅力と、ステーキという意外な楽しみを掛け合わせて、その全貌をご紹介するよ♪

目次

赤岳とは

赤岳は、長野県と山梨県の県境に位置し、八ヶ岳連峰の最高峰として知られています。
標高は 2,899m で、南八ヶ岳の主峰です。

名称「赤岳」は、山肌に見られる赤茶色の岩や土の色が、鉄分の酸化などによる赤みを帯びていることに由来するとされます。
また、山頂には北峰と南峰があり、北峰側には「赤岳頂上山荘」があります。

地質的には火山性の特徴も持っており、八ヶ岳連峰自体が火山活動の影響を受けた地形を背景に形成されています。

岩稜の鋭さ、切れ込む尾根、急峻な斜面が特徴で、山の迫力を感じさせる風景が得られます。

冬期は積雪・ 氷結 があり、冬山登山やアイスクライミングを目的とする登山者も訪れます。赤岳鉱泉は冬季も営業し、人工氷瀑を楽しめる場所として知られています。

所要時間・難易度

コース・出発点によって異なりますが、美濃戸口から行者小屋・赤岳を経由して往復する一般的な日帰りルートでは、歩行時間が 8時間~9時間前後 とされることが多いです。

難易度は一般的に「中級者向け」とされ、鎖場・岩場・急坂 を含む箇所があり、足場が不安定な部分もあるため、ヘルメットなどの装備が推奨されます。
無雪期(夏~秋)が登山の適期で、雪がある時期は追加装備と経験が必須です。

装備・注意点

装備・安全対策

  • ヘルメット、ストックは鎖場・岩場を安全に通過するために有用。
  • 雨具・防寒着、予備の衣類、食糧・水分、地図・コンパス・GPSなどの常備を。
  • 天候変化が激しいため、出発前に天気予報や山の風情報を確認することが重要。
  • 雪のある時期には、アイゼン・ピッケル・ゴーグルなどの雪山装備が必須です。

注意点

  • 経験の浅い人だけでの挑戦は避け、ベテランやガイド同行が望ましい。
  • 日没・暗闇には特に岩場の通過が危険となるため、タイムマネジメントが重要。
  • 山小屋の定員・予約・営業日程を事前に確認。
  • 高山環境のため、体調管理(水分補給、疲労対策、高山病予防など)を意識する。

八ヶ岳の主峰・赤岳を目指すならこのプラン

八ヶ岳の最高峰「赤岳(2,899m)」は、憧れの山として多くの登山者が目指す場所。
でも「日帰りはちょっとハードルが高そう」という方におすすめなのが、美濃戸口から登って赤岳鉱泉に泊まり、翌日に赤岳をピストンする1泊2日の山旅です。一泊する事で高度順応もできるので、いきなり日帰りより体がラクに感じられます。

無理なく計画できるから、山小屋泊の経験が初めての方にもぴったりです。

🅿️ 登山口までのアクセス(赤岳山荘の林道)

登山口に近いやまのこ村駐車場や赤岳山荘駐車場へ向かう道は、かなり路面が荒れていて、車高が低い車だと車体の下を擦ってしまう可能性があります。正直、4WDのSUVでないと後悔する可能性が高いと思います。車で行かれる方は、ここも事前にしっかり考えておくと安心です🚙

「車を傷つけたくないな」という方には、手前にある八ヶ岳山荘駐車場の利用がおすすめです。

八ヶ岳山荘から赤岳山荘駐車場までは、徒歩🚶で約1時間ほどかかるので、その時間も計画に加えておきましょう。

不安な場合は
👉 別の登山口を選ぶ
👉 車高が高めの車で行く
のが安心です。

🚘 駐車場情報(やまのこ村駐車場)

予約枠・予約なし枠あり。木曜の時点で、土日の予約が取れたりします。

予約枠は【事前支払い制】
※支払い後の返金なし/日付変更は可能
auはほぼ電波なし  売店にWi-Fiあり

手前の駐車場は、土日祝は朝6時の時点でほぼ満車。確実に停められる安心感と、登山口に近い立地を考えると、予約が吉です。

北沢・南沢分岐

北沢ルート
森林帯を歩くので、急登や危険箇所が少なく、整備された登山道で初心者でも歩きやすいルートです。

南沢ルート
滑りやすい階段や大きめの石がゴロゴロしている場所があり、特に雨の日や雨上がりは注意が必要だと感じました。

赤岳鉱泉に泊まる贅沢な一泊二日プラン

1日目:美濃戸口から赤岳鉱泉へ

スタートは美濃戸口(標高1,500m)。ここから林道を進み、美濃戸山荘を経由して北沢コースへ。森の中を歩きながら少しずつ高度を上げていきます。

苔エリアは足元注意

苔がとても綺麗で、つい見とれてしまうエリアがあります。でもよそ見していると、石につまずきやすいので要注意。「可愛い苔は立ち止まって見る」が安全です。

沢渡りが多め

赤岳鉱泉までは沢を渡るポイントが何度も出てきます。橋が架かっていても、木が腐りかけている場所もありました。濡れて滑りやすいので、慎重に一歩ずつ不安なところは無理せず、声を掛け合うのがおすすめです。

全体的に「危険すぎる」というほどではありませんが、ちょっと慎重を心がけるだけで、かなり安心して楽しめるルートだと思います🌿

約3時間半ほどで、赤岳鉱泉(標高2,200m)に到着。

ここでの楽しみは、なんといっても山小屋とは思えない豪華な夕食ステーキ🍖
※ステーキ以外のメニューの日もあります。
冬にはアイスキャンディフェスティバルも開かれる有名な山小屋。「赤岳を明日に控えて、山小屋でのんびり過ごす」贅沢な時間なんですよね。

赤岳鉱泉とその先にある行者小屋には、幕営しやすいテント場もあります。

2日目:赤岳アタック!(文三郎尾根)

朝はしっかり朝食をいただき、いざ赤岳へ。
行者小屋まで着くと、ついホッとしてしまいがちですが、実はそこからもまだ距離があります。行者小屋を経由し、文三郎尾根から山頂を目指すコースが定番。行者小屋から山頂にかけては、階段が続く区間があります。じわじわ脚にきますが、ペースを落として一段ずつ登れば大丈夫。無理せず「休みながら」がポイントです。

文三郎尾根は階段がとにかく長くて、足場がグラグラするところもあります。
踏み込んだ瞬間にバランスを崩しやすいので、焦らず一歩ずつが大事。特に疲れてきた頃は要注意です。足元の浮石に注意 特に文三郎尾根などは、浮石が多め。自分が転ばないためだけじゃなく、後ろの人に石を落とさない意識も大切です。尾根道に出ると、一気に視界が広がり、八ヶ岳ブルーとアルプスの大展望が目に飛び込んできます。

行者小屋から地蔵尾根

スリリングなコースを楽しみたい方は、地蔵尾根へ。

ヘルメットについては、人が多い日は落石のリスクも上がるので、地蔵尾根から文三郎尾根に入るあたりで着用するのがおすすめ。装備の準備や休憩は 行者小屋 がちょうど良い場所です。実際、半分くらいの方がヘルメットを着用されていました。

赤岳は行者小屋から先は急登が続き、途中からは階段、さらに山頂手前15分ほどはゴツゴツした急斜面の岩場が待っています。下山後に赤岳鉱石や行者小屋で宿泊予定なら、安全に登るためにも、不要な荷物は小屋に預け、アタックザックで身軽に山頂にアプローチすると身体も楽です。

地蔵尾根からゆっくり歩いていくと、森の中から少しずつ景色が開けて、標高が上がっていくのを体で感じれます。

地蔵ノ頭のお地蔵さんに出会うと、「今回も無事に帰れますように」と、思わず手を合わせたくなります🙏毎回ここに来ると、心がふっと落ち着くんですよね。

山頂直下の岩場は距離が短く、岩場が好きな人には楽しいエリア。慎重に行けば怖さはあまり感じませんでした。ですが岩場の通過や急登が多く、油断は禁物。
特に地蔵尾根コースの山頂直下の岩場は、三点支持で慎重に登る必要があります。
最後の岩場を越えると、ついに赤岳山頂(2,899m)へ!

南アルプスや富士山まで見渡せる圧巻のパノラマは、まさにここまで登ってきた人だけが味わえるご褒美。

地蔵尾根は、階段や岩場が続いて一つひとつ登り切るたびに達成感があり、ほどよい高度感もあってとても楽しいルートです。これから向かわれる方へメッセージを残すなら、階段や岩場は斜度がきつく感じる場面もあるので、焦らず・慌てず・自分のペースで。無理せず、ゆっくり登り下りを楽しみながら歩いてもらえたら嬉しいです。

赤岳のゴツゴツした外観から「めちゃくちゃ大変そう」と想像してしまい勝ちですが、慣れている人は登りやすい印象です。山小屋の利用や装備と無理のない登山計画、そして慎重な行動を心がければ、達成感のある素敵な山だと思います。

「優しくも厳しい」その両方を体験できる山でもあります。

そんな険しい道を越えてたどり着く赤岳山頂(2,899m)

下山は同じルートをピストン、もしくは周回で赤岳鉱泉、そして美濃戸口へ戻るプラン。
一泊二日だからこそ、体力に余裕を持って赤岳を楽しむことができます。

地蔵尾根の下りは転倒しやすいポイントが多いので、ペースを落として慎重に。
「大丈夫かな?」と思ったら立ち止まる、その余裕が大切です。

稜線に出ると風の影響を受けやすいのでサッと羽織れるフーディは必携。体が冷えると集中力も落ちてしまいます。

「ここからも気を抜かない」を意識することが、安全につながりますね♪

八ヶ岳はお天気が変わりやすく、アプリの予報も外れることがあります☁️「晴れ予報」でも、雨対策は必須。
また、森林限界を越えると一気に風が強くなるので、防風対策も忘れずに。
低山ハイクとは違う環境が待っている、という意識が大切だと思います。
赤岳は、どのルートから下るにしても天候次第では一気に危険度が上がります。
防寒着やレインウェアは、ザックの奥にしまい込まず、すぐ取り出せる位置に。
天候次第で、いつでも「引き返す」という判断ができる気持ちを持つことが大切です。

足元をしっかり見て、ゆっくり下るのがおすすめです。

注意点

階段と鎖場

急な階段や、鎖・手すりが設置されている場所が多いです。鎖に頼りきりにならず、自分の脚で安定して登れる脚力があると安心。疲れているときほど、足の置き場を丁寧に。

写真撮影の注意点

八ヶ岳は稜線がとにかく美しくて、つい立ち止まって写真を撮りたくなりますよね。
でも、急に足を止めると後ろの方がつんのめったり、バランスを崩してしまうことがあります。
撮影するときは必ず後ろを確認して、安全な場所でこれを赤岳に限らず意識してほしいなと思います📸

地蔵尾根・文三郎尾根

登りは地蔵尾根・文三郎尾根のどちらを選んでもOKですが、両コースとも上部に進むにつれて
🔸 鎖場
🔸 ハシゴ
が続く区間が多くなります。

「3点支持(手2+足1、または足2+手1)」を常に意識して一歩ずつ、落ち着いて登り降りすることがとても大切です。

登山者が少ない時は
🔹 鎖場は1人ずつ通過
🔹 同じ鎖を2人以上で同時に持たないように。

鎖を複数人で使うと、他の人の動きが伝わってバランスを崩しやすくなるため、順番を守るだけで安全度がぐっと上がると思います。

行動中の服装例(紅葉時期)

登り始め
上半身・・・インナー+ 長袖ベースレイヤー+ ウィンドシェル
→ これでちょうどいい体感です。

下半身・・・半ズボン+タイツで、行動中はずっと快適。
動いている間は寒さはほとんど感じませんでした。

行者小屋〜赤岳山頂
風が出てくるので、フリースなどの薄手の保温着を1枚プラスしてちょうど良かったです。

周回コースをとるなら山小屋については、頂上山荘は秋はすでに小屋閉め
通年営業なのは 赤岳鉱泉。稜線上なら 硫黄岳山荘 や 赤岳展望荘(11月上旬頃まで)になります。
赤岳展望荘冬季営業・・・2025年12月23日~2026年2月11日宿泊まで

小屋泊の服装

上半身・・・長袖Tシャツ+ 少し暖かめのダウン。朝晩も寒すぎず、体感は「都会の年末年始」くらい。

下半身・・・タイツ+半ズボンで問題なし。ただし、就寝時はタイツをもう1枚重ねて寝ました。

周りの様子・・・ダウンパンツを履いている方も多く、冷えやすい方はあると安心だなと感じました。

日帰りの場合・・・ガチガチの防寒は不要。フリース1枚は絶対あった方が安心。

小屋泊・テント泊の場合・・・上下ダウンを持って行くと心にも体にも余裕が出ます。

防寒対策はかなり重要です❄️9月下旬では、朝晩は想像以上に冷えます。
ニット帽やネックウォーマーがあると、夜空や朝焼けを見る時間がとても快適です◎

体力にあまり自信がない方は、日帰りは無理せず、山小屋泊を検討するのがおすすめです。

冬山について

グリーンシーズンとは別物で、難易度は一気に上がります。冬の赤岳は、経験者と一緒に行くことが前提だと思ってください。

雪の状況にもよりますが、登りは地蔵尾根・下りは文三郎尾根の方が、比較的リスクを抑えやすい印象です。

実際、文三郎尾根の鎖場は下りでのルートミス(ルーファイ)が命取りになる場所があります。
滑落事故も、文三郎尾根のトラバース付近で滑落事故が発生しています。雪が降った直後や、一度溶けてから再凍結したコンディションは本当に怖いです。

冬の赤岳は、風速20m超、気温は−20℃近く。正直「修行」だと思います。

だからこそ、

  • コンディションを見極める
  • 無理しない
  • 撤退も立派な判断

この3つを大切にしてほしいなと思います。

アドバイス

赤岳は傾斜がしっかりある区間が多いので、登りを耐えられる体力・無理のない歩き方この2つが大切だと感じています。

赤岳周辺は岩稜帯が多い山域なので、事前に低山の岩場を何度か歩いて練習しておくと、本番では不安がかなり軽減され、思っていたより落ち着いて歩くことができます。初めて赤岳や八ヶ岳方面に行かれる方は、事前にどこかの岩場を一度でも経験しておくと、安心感が全然違うでしょう。

そして、無理のない登山計画を立てること。テント泊等の場合は、荷物の重さで想像以上に時間がかかる事もあります。時間と心に余裕を持つほうが、景色も山行も楽しめると思います。

トレッキングポール

トレッキングポールの使い方と出し入れのタイミングもポイントです。

山頂に近づくにつれて、手を使って登るような場面が増えてきますが、そのあたりは
・足場が安定しにくい
・道が狭く、立ち止まると後続の方の迷惑になりやすい
という特徴があります。

少し早めにポールをしまって、両手を自由にしておく、小さなことですが安全面でも気持ちの余裕的にもおすすめです。

赤岳は高度感のある鎖場・岩場が続くお山です。怖さを我慢して無理に進むのではなく、怯まずに、景色やルートを楽しめるだけの経験を積んでから挑戦してほしいと、強く感じました。

経験は、安心と楽しさにつながります。だからこそ、少しずつステップアップしながら、「楽しい!」と思えるタイミングで赤岳に立ってもらえたら嬉しいです✨

ヘルメットについて

赤岳周辺は、鎖場やハシゴが多い岩稜帯。「ちょっと大げさかな?」と思っても、被っておくと気持ちも落ち着いて歩けます。

行者小屋から先は滑落事故だけでなく、落石にも特に注意が必要だということです。
自分が転ばないことはもちろんですが、自分の足で石を落としてしまい、下を歩いている人に当ててしまう危険もあります。「自分は大丈夫」ではなく、周りの人を守る意識で、丁寧に歩くことがとても大切だと感じました。

赤岳鉱泉や行者小屋ではヘルメットのレンタルがあるので、持っていない方や、うっかり忘れてしまった方も、ここは迷わず借りるべきポイントです。「使わなかったらラッキー」くらいの気持ちで、しっかり備えておくと安心です。

赤岳や阿弥陀岳の山頂を目指す場合は、ヘルメットの着用がおすすめです。落石の可能性があるルートもあり、「もしも」の安心感が全然違います。

「持ってないから不安」という方も大丈夫◎
行者小屋や赤岳鉱泉の山小屋でのレンタル料金は 1日500円 とお手頃なので、初めての方でも気軽に利用できます。

無理せず、安全第一で。安心できる装備があると、景色も登山ももっと楽しめます⛰️✨

稜線を満喫したい人におすすめのルート

体力に余裕があって、南八ヶ岳の稜線をしっかり楽しみたい方には行者小屋 → 阿弥陀岳方面 → 中岳のコルのルートがおすすめです。

このルートは、歩きながら硫黄岳、横岳などの山々が目線の高さに広がってきて、本当に圧巻✨中岳を越えたあとの一気に下る感じは少し緊張しますが、その先にそびえる赤岳の姿は、また違った迫力があって感動します⛰️

阿弥陀岳は、浮石がとても多く、特に下山中は大きめの落石も誘発しやすく、足元への注意など、慎重さが特に求められる区間です。強風の日だとかなり怖いだろうなと思います。

ふもとの分岐から山頂までは距離自体は短いのですが、想像以上に急な登りが続きます。体力的にも気を抜けない区間なので、「距離が短いからすぐ行けそう」と思わず、分岐からの往復(ピストン)には余裕をもった時間配分をしておくことが大切だと感じました。

阿弥陀岳へコースをとる場合の登り下りがいちばん急で、道も細く、危険に感じました。

赤岳・横岳方面について

赤岳や横岳方面も岩場や鎖は多いですが、登山道はしっかり整備されていて、落ち着いて一つずつ進めば問題ない印象でした。一の落石や転倒に備えて、ヘルメットがあると安心です。

硫黄岳山荘からのアプローチの場合、横岳〜赤岳にかけては鎖場や岩場が出てくるので、グリップのあるグローブがあると安心です。足元は石がゴロゴロしているので、慌てず落ち着いて一歩ずつ登るのがポイント。

歩き方は、小股で重心を低くを意識すればOK。本格的なクライミングではないけれど、手と足を使う「3点支持」の岩登りが少しあります。岩場に慣れていない方は、事前に気持ちの準備があると安心です。

斜度がきつい場所では、足を置く位置をしっかり確認して、滑らないよう注意。登山道の案内や目印はとても分かりやすく整備されているので、道迷いの心配はほぼありません。

利用できる宿泊施設・山小屋

美濃戸高原ロッヂ

美濃戸高原ロッヂは、八ヶ岳・赤岳エリアの登山口「美濃戸口」すぐ近くにある、登山者にとても使いやすいロッヂです。標高約1,500mの高原に位置し、静かな森に囲まれた落ち着いた環境で、登山前後の体をしっかり休めることができます。

お部屋は個室中心で、山小屋が初めての方や女性でも安心。夕食・朝食付きプランでは、温かい手作り料理が提供され、早朝出発にも対応しやすいのが嬉しいポイントです。館内にはお風呂もあり、下山後にゆっくり疲れを癒せます。

登山口まで徒歩圏内のため、朝の移動がとても楽で、赤岳・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳など南八ヶ岳の山行拠点として最適。「前日はしっかり休みたい」「下山後すぐに体を休めたい」という方に、特におすすめのロッヂです。

美濃戸高原ロッヂ

所在地 〒391-0011 長野県茅野市玉川11400−829

美濃戸高原ロッヂ

yatsugatake J&N

登山好きなオーナーご夫婦が「登山の始まりと終わりに立ち寄りたくなる場所をつくりたい」という想いで作った、山小屋風のレストラン&宿泊オーベルジュです。

地元・八ヶ岳山麓の食材を活かした料理と、こだわりの珈琲やデザートが楽しめるダイニングが中心。
シェフは本格派のパティシエでもあり、スイーツも人気です。

Instagramでも写真投稿が多く、登山者や観光客にも人気のスポットになっています。

yatsugatake J&N

所在地 〒391-0011 長野県茅野市玉川11400−1418

営業時間 平日 11:00~17:30
     週末 9:00~19:30

定休日 木曜日

yatsugatake J&N

八ヶ岳山荘・駐車場(美濃戸ルートの玄関口)

赤岳へ向かう美濃戸ルートの起点となるのが、こちらの八ヶ岳山荘の駐車場です。平日利用では、朝7時時点でもまだ余裕があり、比較的安心して駐車できました。

駐車料金は800円。山荘の受付で支払うと、ミレーのロゴ入りシール型チケットがもらえます。このチケットは車のダッシュボードに外から見えるように設置しておきましょう。

なお、山荘の受付は7時からのため、それより早く到着した場合は下山後の後払いになります。
このチケット1枚で、山荘にてコーヒー1杯のサービスが受けられるのも嬉しいポイントです☕️

駐車場から美濃戸登山口までは林道を徒歩で約40〜50分。単調な林道歩きが続くため、正直なところ少し長く感じます。

「先の赤岳山荘駐車場まで行けないかな?」と思う方もいるかもしれませんが、その先はかなりの悪路で、普通車ではほぼ無理だと感じました。実際、車高の低い車は確実に下を擦るレベルです。そのため、四駆や車高の高い車でない限り、無理をせず八ヶ岳山荘の駐車場に停めるのが無難で安心だと思います。

八ヶ岳山荘

所在地 〒391-0011 長野県茅野市玉川11400

やまのこ村

やまのこ村は、八ヶ岳・赤岳周辺の登山拠点として非常に使いやすい施設で、登山前後の立ち寄りや、駐車・休憩・情報収集の場として利用されることが多く、シーズン中は多くの登山者で賑わいます。

敷地内は整備されており、初めて八ヶ岳を訪れる方でも利用しやすい落ち着いた雰囲気
登山前の準備を整えたり、下山後にひと息ついたりと、山行の前後を支えてくれる場所です。

周辺は標高も高く、夏でも朝晩は冷え込むことがあるため、ここに立った時点で「山に来た」という空気感をしっかり感じられます。天候や気温の変化を実感しながら、レイヤリングや装備を最終確認するのにも向いています。

また、美濃戸方面へはここから先、林道や未舗装路が続くため、車高の低い普通車や登山初心者の方は、無理に奥へ進まず、このエリアを起点に行動計画を立てるのが安心です。

八ヶ岳エリアは天候の急変や、思った以上に体力を消耗する山域でもあります。
やまのこ村は、そうした八ヶ岳の特徴を踏まえた上で、安全登山を意識する登山者にとって、非常にバランスの取れた立地だと感じます。

やまのこ村

所在地 〒391-0213 長野県茅野市豊平7693

やまのこ村

赤岳山荘

赤岳山荘は、美濃戸林道の終点付近に位置し、美濃戸登山口に最も近い車両アクセス可能地点として知られています。

ここまで到達できれば、赤岳鉱泉や行者小屋へ向かう登山が一気に現実的になり、行動時間・体力ともに大きなアドバンテージを得られます。

ただし、赤岳山荘へ至る美濃戸林道は非常に荒れており、深い轍・大きな段差・露出した石が連続するため、四駆車・車高の高い車がほぼ必須です。普通車や車高の低い車では、下回りを擦る・スタックするリスクが高く、無理な進入はおすすめできません。

そのため、多くの登山者は手前の八ヶ岳山荘に駐車し、林道を歩いて美濃戸登山口へ向かいますが、赤岳山荘まで車で入れる場合は、林道歩きを大幅に短縮できるという大きなメリットがあります。

山荘周辺は、登山者の往来が多く、早朝や下山後には装備調整や休憩をする人の姿も多く見られます。まさに「赤岳に挑む人たちの最前線」といえる場所です。

赤岳・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳といった南八ヶ岳の主峰を目指す方にとって、赤岳山荘は単なる建物ではなく、登山の流れを左右する重要な分岐点となる存在です。

赤岳山荘

所在地 〒391-0213 長野県茅野市豊平7693−26

収容人数 20人

赤岳山荘

美濃戸山荘

美濃戸山荘は、八ヶ岳・赤岳エリア(南八ヶ岳)の登山拠点として長年親しまれてきた山荘です。美濃戸口から林道を進んだ先、赤岳・阿弥陀岳・横岳へ向かう主要ルートの要所に位置し、多くのの登山者に利用されています。

赤岳・阿弥陀岳・横岳へ向かう主要ルートの分岐に近く、行程を組みやすい立地が魅力。初めての南八ヶ岳や雪山シーズンの前泊にも安心。静かな森に囲まれ、翌日の稜線歩きに向けてしっかり準備ができる山荘です。

美濃戸山荘

所在地 〒391-0213 長野県茅野市豊平4733

赤岳鉱泉

通年営業しており、宿泊・テント泊・軽食営業などを行っています。冬期も営業しており、冬山の拠点として利用されます。

山小屋とは思えない豪華なステーキディナーが有名!
鉄板にジューッと音を立てながら運ばれてくるお肉に、みんな自然と笑顔になります。山小屋で温かいご飯を食べられる安心感は格別。食堂はランプの灯りがともり、登山者同士の会話も弾みます。
「明日はどのルートで登る?」「今日はいい景色だったね」そんな声が飛び交うアットホームな雰囲気。一人で泊まっても、不思議と心細さを感じにくいのが赤岳鉱泉の魅力です。

赤岳鉱泉のお風呂♨️は、湯船が大きすぎない分、4人くらいまでがゆったり入れて心地いい印象。個室風の仕切りがある相部屋や清潔な寝具、乾燥室まで完備。テント⛺でのんびり過ごす時間も最高でした。

赤岳鉱泉

所在地 〒391-0213 長野県茅野市豊平

収容人数 200人

赤岳鉱泉

行者小屋

行者小屋(ぎょうじゃごや) 標高は約2,350m。
森に囲まれた静かな場所にありながら、赤岳と阿弥陀岳に挟まれた迫力あるロケーションが魅力で、小屋の前に立つだけで「八ヶ岳に来た」と実感できる場所です。

美濃戸口から南沢・北沢のどちらからもアクセス可能で、日帰り登山・小屋泊・テント泊のいずれにも対応しやすい立地ベースキャンプ的存在として、とても使い勝手の良い山小屋です。

テント場・山小屋の雰囲気行者小屋のテント場は比較的広く、天気の良い日には赤岳の稜線を間近に感じながら幕営できます。

夕方には山が赤く染まり、夜は空気が澄んでいれば満天の星空。「テント泊の思い出が一気に特別なものになる場所」と感じる人も多いです。

山小屋内は素朴で落ち着いた雰囲気。スタッフの対応も丁寧で、初心者から経験者まで安心して利用できる印象があります。「山なめんなよ」で有名なカモシー君グッズも人気です。

行者小屋

所在地 〒391-0213 長野県茅野市豊平

収容人数 100人

行者小屋

赤岳展望荘

赤岳展望荘は、八ヶ岳連峰の主峰・赤岳の稜線上に建つ山小屋で、その名のとおり圧倒的な展望が最大の魅力です。

標高約2,700m。森林限界を越えた場所に位置し、目の前には赤岳の山頂、振り返れば阿弥陀岳・横岳・硫黄岳、天候に恵まれれば南アルプス・中央アルプス・北アルプスまで見渡せることもあります。

特に印象的なのは、

  • 夕方に山々が赤く染まるサンセット
  • 夜の満天の星空
  • 早朝、稜線から立ち上がるご来光

「ここに泊まるために赤岳に登る」と言われるほど、宿泊者だけが味わえる特別な時間があります。館内は山小屋ながらも清潔感があり、スタッフの方々も丁寧で温かく、初めての八ヶ岳縦走や赤岳挑戦でも安心感のある山小屋です。

赤岳・阿弥陀岳・横岳縦走の拠点としても非常に使いやすく、体力的に余裕のある行程を組めるのも大きなメリット。日帰りでは味わえない、「稜線に泊まる贅沢」を実感できます。赤岳の厳しさと美しさ、そして山に包まれる静かな夜を体験したい方に、心からおすすめしたい一軒です。

赤岳展望荘

所在地 〒384-1304 長野県南佐久郡南牧村板橋

収容人数 120人

赤岳展望荘

赤岳頂上山荘

山頂付近にある山小屋。営業開始は例年夏から。山頂の日の出が、ほぼ起きてすぐ見に行けます。ピークシーズンや連休時期は予約をしておくことが望ましいです。

赤岳頂上山荘のカレーはとても人気で、売り切れてしまうことも多いです!狙っている方は早めが◎ ノーマルと辛口があり、辛口は赤岳を意識した赤いカレーです。

そして晴れていたら、ぜひ「天の窓」にも立ち寄ってみてください✨景色が本当に素晴らしくて、心に残ります👍

赤岳頂上山荘

所在地 〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里

⏰ 食事時間
夕食:17:00
朝食:5:00

収容人数 80人

赤岳頂上山荘

おすすめの食事処・入浴施設

赤岳からアクセスしやすい食事処・入浴施設を掲載しています。ご参照ください。

まとめ

赤岳は、慣れた人なら日帰りも可能なお山です。ただし、夏以降からは日が短くなってくるので、硫黄岳・横岳・阿弥陀岳などを含めた周回ルートを考えるなら一泊入れるのが安心。山小屋泊の思い出と、憧れの赤岳登頂の達成感。どちらも味わえる一石二鳥の山旅が可能です。

景色も達成感も別格なので、ぜひ、自分のペースで八ヶ岳の素晴らしい時間を楽しんできてくださいね🏔️💐

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赤岳の紹介は、ポンちゃんにゲスト出演していただきました♪

Special Thanks💛 @p0np0n0614

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この記事を書いた人

やまステ▲のアバター やまステ▲ 登山フィールドガイド

登山者を安全に導きながら、自然環境やその
地域の特性についての知識を提供する専門家。
3000人以上の登山者をアテンドしています。
登山のお悩み相談は、インスタグラムのDMで
受け付けています。

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