仕事や学校で忙しい毎日を送っていると、ふとした瞬間に「自然の中でリフレッシュしたいな」と思うこと、ありますよね。でも、いざ山に行こうと思っても、一人で登るのは安全面で不安だし、重い装備を揃えるのもハードルが高い。SNSでキラキラした登山の投稿を見ながら、「自分もあんな風に楽しめたらいいな」と羨ましく思っている10代から30代の女性の方は、実はたくさんいらっしゃいます。
特に関西は、都心部からすぐ近くに魅力的な低山が密集しているエリアなのですが、適切なコミュニティを見つけるのが難しいという声もよく耳にします。
関西の登山サークルで初心者の方が近畿の豊かな自然を味わうためには、単に「山に登る」だけでなく、自分と同じ感性を持った仲間と出会える場を選ぶことがとても大切です。本格的なアルピニストを目指すわけではないけれど、ゆるく、楽しく、景色を楽しみながら歩きたい。そんな願いを叶えてくれる場所は、案外身近なところにあります。私自身も、初めてグループに参加したときは緊張しましたが、今では共通の趣味を持つ友達と週末に山へ出かけることが一番の楽しみになっています。
この記事では、関西の登山サークルを初心者の方が近畿で探す際に知っておきたいポイントを網羅しました。体力への不安や装備の揃え方、そして同世代の友達作りのコツまで、私の実体験を交えながらたっぷりとお伝えします。読み終わる頃には、あなたもきっと「次の週末、山に行ってみようかな」という前向きな気持ちになっているはずですよ。
- 自分に合った関西の登山サークルの選び方とチェックポイント
- 10代から30代の女性が安心して参加できるコミュニティの共通点
- 初心者が最初に揃えるべき登山装備の予算と失敗しない買い方
- 近畿エリアで初心者でも無理なく登れるおすすめの山ルート

登山サークルって、ベテランの人ばかりで初心者の私がついていけるか不安…。1人で参加しても浮かないかな?



その不安、すごくわかる!!でも関西には初心者特化のサークルや、1人参加を基本としている場所も多いんだよ。まずは無理のない低山から、一緒に探してみよう。
関西の登山サークルで初心者が近畿の山を楽しむ選び方





関西エリアで登山を始めようと思ったとき、まず最初に迷うのがサークル選びですよね。
「近畿 登山サークル」と検索すると、驚くほどたくさんの団体が出てきます。その中から、登山経験がゼロに近い初心者の方が、自分にぴったりの場所を見つけるための具体的な判断基準について詳しくお話ししていきます。
10代から30代の女性が1人参加で友達を作る秘訣
10代から30代の女性にとって、登山は「やってみたいけれど周囲に仲間がいない」というニッチな趣味になりがちです。だからこそ、サークル選びで最も重視すべきなのは同世代が集まっているかどうかという点です。年齢が離れすぎていると、話題が合わなかったり、歩行スピードの感覚にズレが生じたりして、せっかくの休日が少し窮屈に感じてしまうこともあるからです。
多くの初心者向けサークルでは、実は参加者のほとんどが「1人参加」です。みんな同じように「山友達が欲しい」と思って勇気を出して参加しているので、自然と打ち解けやすい雰囲気が出来上がっています。特におすすめなのは、「20代・30代中心」や「女子登山部」のように属性を絞っているコミュニティです。



こうした場所では、推し活の話や仕事の悩み、美容の話など、登山以外の共通点でも盛り上がれるのが魅力ですね。
無理に合わせない「適度な距離感」が心地いい
サークルと聞くと「べったりとした人間関係」を想像して敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、最近の社会人サークルはもっとライトな付き合い方が主流です。行きたいときだけ参加する、というスタンスの人が多いので、自分のライフスタイルに合わせて無理なく続けられます。1人で参加しても、登っているうちに自然と会話が生まれ、下山する頃には連絡先を交換するような仲になっている……そんな「ゆるい繋がり」が、現代の女性には合っているのかなと思います。
運動不足でも大丈夫な休憩を多く挟む歩行ペース


「私、運動神経ないし、みんなについていけなかったらどうしよう……」と不安に思っている方も安心してください。初心者向けのサークルが最も気を配っているのが、この「歩行ペース」です。ベテラン層が多い山岳会とは違い、初心者歓迎のサークルでは、標準的なコースタイムよりもかなりゆとりを持ったスケジュールを組んでいます。
具体的には、20分〜30分に一度は水分補給や写真撮影のための小休憩を挟みます。また、登り坂の途中で誰かが息を切らしていたら、リーダーがさりげなくペースを落としたり、「ちょっと止まりましょうか」と声をかけてくれたりします。
「しんどい」を我慢せずに言える空気感があるかどうかが、初心者の方が継続して山を楽しめるかどうかの鍵になります。



最初は足がパンパンになるかもしれませんが、みんなで励まし合いながら登れば、不思議と頂上まで行けてしまうものですよ。
社会人サークルで同世代の仲間と出会える楽しさ
社会人サークルに参加するメリットは、職場以外の「サードプレイス(第3の居場所)」が手に入ることです。平日の仕事では気を張って過ごしている分、週末は自然の中でリセットしたい。そんな思いを持つ同世代の仲間との出会いは、生活に彩りを与えてくれます。
関西のサークルは、大阪や京都、神戸など主要都市からアクセスしやすい場所で活動していることが多いため、登山帰りにおしゃれなカフェに寄るなんて楽しみ方もあります。
また、サークル内での出会いは単なる友達作りに留まりません。経験豊かなメンバーから、次に登るべき山の情報を聞いたり、便利な登山アプリの使い方を教わったりと、知識のシェアが行われる場でもあります。



1人ではなかなか知り得ない「近畿の穴場ルート」を教えてもらえるのも、地元密着型の社会人サークルならではの良さですね。
女子登山部ならではの悩み相談ができる安心感


女性が登山を始める際、特有の悩みってありますよね。例えば「登山中のメイクはどうしてる?」「お手洗いが少ないルートだと不安」「生理のときはどう対策すればいい?」といったデリケートな問題です。



メンバーが全員女性のコミュニティなら、こうした悩みも休憩中などに気軽に共有し合える安心感があります。
女性が登山を始める際、特有の悩みってありますよね。例えば「登山中のメイクはどうしてる?」「お手洗いが少ないルートだと不安」といったデリケートな問題です。メンバーが全員女性のコミュニティなら、こうした悩みも休憩中などに気軽に共有し合える安心感があります。
こうした心地よい距離感を大切にしながら、活動の安全を支えるために、山歩きの知識と経験が豊富なリーダー陣がしっかりと引率を担当しています。初心者の方が不安を感じることなく、山歩きそのものに集中できるよう、長期的に安定して活動を楽しめるサポート体制を整えているのも私たちの特徴です。
実際に私の周りでも、「日焼け止めはこれが崩れにくいよ!」とか「このインナーなら汗冷えしにくいよ」といった女子トークが山の上で繰り広げられています。こうした情報のやり取りができるのは、単なる安全確保以上の心理的な安心感に繋がります。また、女性の体格や筋力を考慮したペース配分をしてくれるため、体力的にも精神的にも余裕を持って楽しむことができます。
女性リーダー在籍サークルのメリット
- お手洗い休憩の間隔をこまめに取ってくれる
- 女性特有の体調不良に理解があり、無理強いされない
- ウェアやパッキングの可愛さと機能性の両立を相談できる
初心者に最適な金剛山や六甲山のハイクコース
近畿エリアには、初心者でも「また登りたい!」と思えるような素晴らしい山がたくさんあります。その筆頭が大阪と奈良の境にある金剛山と、神戸の背後にそびえる六甲山です。これらの山はサークル活動のメインフィールドとして非常によく使われています。
金剛山には、他の山ではなかなか見られない「回数登山」というユニークで温かい文化があります。 登山口や山頂でスタンプをコツコツ貯めていく時間は、まるで「大人のスタンプラリー」のよう。これが、多くの登山者さんの心を掴んで離さない魅力なんです。
- 記念バッジの授与 規定の回数をクリアするごとに、その証として誇らしい記念バッジがもらえます。「次はあの色のバッジが欲しい!」という具体的な目標があると、足取りも自然と軽くなりますよね。
- 山頂掲示板への記名 さらに回数を重ねていくと、なんと山頂にある大きな掲示板に自分の名前を掲出してらえるんです。
「登った証」が目に見える形で積み重なっていくのは、初心者の方にとっても大きなモチベーションになります。「またあの景色を見に、そしてスタンプを押しに、週末も金剛山へ行こうかな」——そんなふうに思わせてくれる、近畿で最も愛されている山ならではの素敵な仕組みです。
一方、六甲山はルートが豊富で、体力に合わせてコースを選べるのが魅力。特に芦屋川から登る「ロックガーデン」は、程よいアスレチック感があって、初心者でも飽きずに登りきることができます。山頂から見える大阪湾や神戸の街並みのパノラマは、疲れが一気に吹き飛ぶほどの絶景ですよ。
| 山域 | おすすめコース | 初心者へのポイント |
|---|---|---|
| 金剛山 | 千早本道(往復) | 迷う心配なし。山頂の売店が充実していて安心。 |
| 六甲山 | ロックガーデン〜最高峰 | 絶景ポイント多数。下山後の有馬温泉は至福。 |
| 生駒山 | 生駒縦走コースの一部 | 勾配が緩やか。ケーブルカーでエスケープも可能。 |
※上記はあくまで一般的な目安です。登山の際は、必ず最新の地図を携行し、当日の天候を確認してください。
初心者向けの関西の登山サークルで近畿の魅力を発見


サークルの雰囲気や登る山のイメージが掴めたら、次は「準備」についてです。初心者の方が最も不安に思うのが、装備の購入や安全管理、そして人間関係のトラブルについてではないでしょうか。ここでは、安心してサークル活動を楽しむための「賢い備え」と「リスク回避」について、一歩踏み込んで解説します。
登山靴やザックなどの三種の神器を揃える予算



登山を始めるにあたって、避けて通れないのが「道具を揃える」というステップですよね。
山岳ショップに並ぶ色鮮やかなウェアや高機能なギアを見ているとワクワクしますが、値札を見て「えっ、こんなにするの!?」と驚いてしまうのも初心者あるあるです(笑)。
登山には「三種の神器」と呼ばれる、安全と快適さを守るために最も重要な3つの道具があります。それが、登山靴、ザック(リュック)、レインウェアです。近畿の低山であっても、この3つだけは最初からしっかりとしたものを用意することをおすすめします。
なぜなら、これらは「疲れにくさ」だけでなく、もしもの時の「命を守る機能」に直結するからです。
登山靴:一番お金をかけるべき「相棒」
登山道具の中で、私が最も投資すべきだと思うのが登山靴です。街履きのスニーカーはソールが柔らかく、山のデコボコ道では足裏がすぐに疲れてしまいますし、何より岩場や濡れた土の上で滑りやすいのが非常に危険です。
初心者が関西の山(六甲山や金剛山など)を歩くなら、足首を適度にサポートしてくれる「ミッドカット」のものが使いやすいですよ。予算の目安は、15,000円〜25,000円前後。必ずお店で厚手の靴下を履いて試着し、30分くらい店内を歩き回って「どこも当たらないか」を確認してくださいね。
ザック(リュック):体への負担を劇的に変える
「普段使っているリュックじゃダメなの?」と聞かれることもありますが、登山用のザックは「重さを肩だけでなく腰で支える」構造になっています。これが、数時間歩いた後の疲れ方に驚くほどの差を生むんです。
日帰り登山が中心なら、容量は20L〜30Lのものがベスト。予算の目安は、10,000円〜20,000円前後です。背面長(背中の長さ)が自分の体格に合っているか、腰ベルトがしっかりフィットするかをチェックしましょう。最近は女性の体型に合わせて設計された「女性専用モデル」も多く、肩幅が狭い方でも快適に背負えるようになっています。
レインウェア:晴れの日でも必須の防風・防寒着
「雨の日は登らないからいらないかな」と思うかもしれませんが、山の天気は本当に変わりやすいですし、何よりレインウェアは「最強の防寒着」になります。山頂で風が強い時や、急に冷え込んできた時に羽織るだけで、体温の低下を劇的に防いでくれます。
選ぶ基準は、外からの雨を防ぎつつ、中の蒸れを逃がしてくれる「透湿性」があること。ゴアテックス(GORE-TEX)などの高機能素材が理想的です。予算の目安は上下セットで15,000円〜40,000円前後。安いカッパだと自分の汗で中がびしょ濡れになってしまうので、ここもしっかりしたものを選びたいポイントですね。
| アイテム | 予算目安(税込) | 初心者へのアドバイス |
|---|---|---|
| 登山靴 | 1.5万 〜 2.5万円 | 最も重要!必ず実店舗でフィッティングを。 |
| ザック | 1.0万 〜 2.0万円 | 25L前後が使い勝手抜群。女性専用モデルがおすすめ。 |
| レインウェア | 1.5万 〜 4.0万円 | 透湿性を重視。防寒着としての役割も大きいです。 |
| 合計目安 | 約4.0万 〜 8.5万円 | 一気に揃えるのが大変なら、まずは靴から! |
中古品や型落ち品を買う時の注意点
メルカリなどで中古の登山靴を買うのはあまりおすすめしません。見た目が綺麗でも、ソールのゴムが経年劣化で剥がれやすくなっている(加水分解)場合があり、山中で靴底が取れてしまうトラブルが多発しているからです。命を預ける道具だからこそ、信頼できるショップで購入しましょう。
賢く予算を抑えるコツ
大阪や神戸には、モンベルなどのアウトドアブランドのアウトレット店がいくつかあります。去年のカラーモデルというだけで数千円安くなっていることもあるので、まずはアウトレットコーナーを覗いてみるのも賢い方法です。また、ザックやレインウェアは、サークル仲間に「買い替えで余ってるのない?」と聞いてみると、安く譲ってもらえるラッキーなこともありますよ!
服装の不安も解消できる!実際の活動スタイルを参考に





実は、私も初めて参加する前は、クローゼットの前で一時間くらい悩んだ記憶があります(笑)。
「本格的な格好じゃないと浮いちゃうかな?」という不安、すごくよくわかります。
最初は、全身を本格的な登山ブランドで固める必要はありません。
「動きやすくて、汗が乾きやすい素材」であれば、普段ジムで使っているスポーツウェアや、ユニクロ・ワークマンなどのアイテムでも十分に代用可能です。
綿(コットン)100%のTシャツは、汗を吸うと重くなり、風に当たると急激に体温を奪うので避けるべきですが、それ以外のスポーツ向けウェアなら、近畿の低山であれば最初は十分対応できます。
また「まずは試してみたい」というお気持ちもとてもよくわかるのですが、私たちは何よりも、メンバー一人ひとりの安全と充実したサポートを大切にしたいと考えています。そのため、あえて体験参加というステップは挟まず、最初から「大切な仲間」として丁寧にお迎えするスタイルをとらせていただいています。
その代わり、公式のSNSやYouTube動画でメンバーのリアルな服装を事前にじっくりチェックできるようになっています。入部後は、リーダーや仲間から「次はこれを買うといいよ」といったアドバイスを直接もらえるので、最初から完璧に揃えなくても、安心して山歩きをスタートできますよ。
仲間のスタイルを「賢く観察」する3つのチェックポイント
実際に山を歩き始めたり、活動の様子をチェックしたりする際は、ただ眺めるだけでなく、ぜひこんなポイントに注目してみてください。後でウェアを買い足すときの失敗がぐんと減るはずです。
みんなのブランド比率をチェック
本格的な登山ブランドで固めているのか、それとも身近なスポーツウェアをミックスしているのか、リアルな傾向が見えてきます。「あの人の着こなし、素敵だけど実はワークマンなんだ!」なんて発見があると、装備を揃えるハードルも一気に下がりますよね。
重ね着(レイヤリング)のタイミング
登っている最中や休憩中など、どのタイミングで上着を脱ぎ着しているかに注目してみてください。体温調節のコツは、実際に動いている人の姿を見るのが一番の勉強になります。
小物の活用術に注目
帽子やグローブ、登山用の靴下など、細かいけれど「あると便利そう」なアイテムが見つかります。
休憩中などに「そのウェア、どこのですか?」と気軽に聞いてみるのもおすすめです。山歩きを愛するメンバーは、自分のこだわりの道具についてお話しするのが大好きな人ばかり。お得なアウトレット情報や使い心地など、サークルならではの生の声を聞けるのが一番の近道ですよ。
初心者が「体験時」に準備すべき基本の服装
- トップス:ポリエステルなどの速乾性Tシャツ(ユニクロのドライEXなど)
- ボトムス:ストレッチの効いたロングパンツ(ジャージやチノパンは重くなるのでNG)
- 防寒着:薄手のフリースや、風を通さないウィンドブレーカー
- 靴下:少し厚手のもの(靴擦れ防止のため。できれば登山用がベスト)
私からのアドバイス
「登山=おしゃれ」というイメージもありますが、一番大事なのは「自分の体調を守れるかどうか」です。体験登山を通じて、今の自分の装備で足りないものは何か、何があればもっと快適になるかを、実際の山の上で肌で感じてみてください。それが、自分にぴったりの「山スタイル」を見つける一番の近道ですよ。
公共交通機関でアクセス可能な近郊の低山歩き





関西の登山サークルの大きな強みは、参加者の多くが「車を持っていない」ことを前提にしている点です。
大阪・京都・神戸の各駅から電車とバスで1時間圏内に、登山口が点在しています。サークル活動の集合場所も、阪急の芦屋川駅や南海の河内長野駅、近鉄の奈良駅など、分かりやすいターミナル駅が設定されることがほとんどです。
車で行く山も素敵ですが、公共交通機関を使うメリットは、「登り口と降り口を変えられること」にあります。例えば六甲山を芦屋から登って、裏側の有馬温泉へ降りるルートなどは、車だと駐車場に戻らなければなりませんが、電車なら自由自在です。また、下山後にメンバーとビールで乾杯できるのも、電車登山の楽しみの一つですね。
冬の近畿の山を楽しむならこの記事もチェック!
少し山に慣れてきたら、冬の絶景を楽しめる「雪山」に興味が出るかもしれません。本格的な冬山はまだ早いかな……と思う初心者の方でも、ゴンドラを利用して手軽に楽しめるルートがあるんですよ。岐阜県の大日ヶ岳など、関西から少し足を伸ばした雪山デビューについては、こちらの【初心者向け】岐阜県・大日ヶ岳の雪山登山。魅力と注意点まとめで詳しく解説しています。装備の注意点なども参考になりますよ。


安全な活動を支える管理



山には素晴らしい景色だけでなく、リスクも存在します。
令和5年の警察庁の調査によると、全国で3,117件、3,568人の遭難が発生しており、そのうち約半数が「道迷い」や「転倒」によるものです。(出典:警察庁『令和5年における山岳遭難の概況』)
たとえ初心者向けの低山ハイクであっても、安全への配慮は欠かせません。本来、自分自身を「登山者」として自覚し、山岳保険への加入や「ココヘリ」のような発信機を携帯することは理想的な姿です。
しかし、これから装備を揃える段階の初心者の方にとって、最初からすべてを完璧に準備するのはハードルが高いのも事実。実際、多くの初心者はまずは経験豊富なリーダーに引率を任せるところからスタートし、山に慣れ、趣味として深まっていく過程で自発的に備えを整えていくのが自然な流れです。まずは「自分一人で無理をしないこと」を第一に、信頼できるリーダーがしっかりと安全管理を行っているサークルを選ぶことが、初心者にとって最も現実的で安心できる安全対策の第一歩と言えるでしょう。
規約や参加費が明瞭な優良団体の見極めポイント





サークル選びの最後のチェックポイントは、「ガバナンス(運営体制)」です。
どんなに楽しそうな写真が並んでいても、金銭トラブルや人間関係のトラブルが多い場所は避けたいですよね。優良な団体は、必ずホームページにしっかりとした「利用規約」や「プライバシーポリシー」を掲げています。
特に、宗教の勧誘やネットワークビジネス(MLM)への引き込みを厳禁としているかどうかは必ず確認してください。閉鎖的な空間である山では、こうした勧誘が行われやすいため、毅然とした態度で「禁止」を謳っているサークルは信頼できます。
サークルを選ぶ際は、参加費の額だけでなく「その活動でどのようなサポートや安心が提供されているか」という点に注目してみましょう。
サークルを選ぶ際は、単に参加費の額面だけでなく、その活動を通じてどのような安心が守られているかに注目してみましょう。健全な運営を続けている団体では、何よりもメンバーの皆さんの安全を第一に考え、共有の備えを充実させています。
例えば、個人で最初から揃えるのはハードルが高い雪山用の軽アイゼンや防寒具を、サークル側で20人分ほど用意して貸し出しできるようにしたり、クマ除けスプレーなどの安全装備を常備したりといった工夫です。また、移動中の万が一の車両トラブルなど、個人では対応が難しい不測の事態にも迅速に動けるよう、運営体制を維持・管理しています。
こうした目に見えない部分での細やかな準備や配慮があるからこそ、まだ道具を完璧に持たない初心者の方でも、安心して新しい山歩きの一歩を踏み出すことができるのです。それは単なるサービスの提供ではなく、仲間全員で安全な環境を守り、共に楽しむための大切な土台となっています。
雪山に挑戦するならゲイター選びも大切
近畿の山でも、冬になれば山頂付近に真っ白な雪が積もることは珍しくありません。そんな時に初心者が忘れがちなのが「ゲイター(スパッツ)」という装備です。これは登山靴の足首周りからズボンの裾までを覆うカバーのようなもので、雪が靴の中に入り込むのを防ぐという非常に重要な役割を持っています。
「たかが雪が入るくらい」と思うかもしれませんが、雪山ではこれが命取りになることもあるんです。靴の中に雪が入ると、体温で溶けて靴下がびしょ濡れになり、足先が凍えるほど冷えてしまいます。一度濡れた足はなかなか乾かず、最悪の場合は凍傷のリスクも出てくるため、雪山では「足を濡らさないこと」が鉄則なんですね。
初心者が選ぶなら、ふくらはぎまでしっかり隠れる「ロング丈」が安心です。また、手袋をしたままでも着脱しやすい「フロントマジックテープ式」のものを選ぶと、寒い山の上でもストレスなく準備ができますよ。素材は蒸れにくい防水透湿素材(ゴアテックスなど)が理想ですが、まずは自分の靴にしっかりフィットするかどうかを確認して選んでみてくださいね。
初心者向けゲイター選びのチェックリスト
- 丈の長さ:雪が深くても安心な「ロング丈」を選びましょう
- 着脱方法:フロント部分で開閉できるタイプが初心者には扱いやすくておすすめ
- フィット感:自分の登山靴のサイズに合っているか、隙間ができないかを確認
関西の登山サークルで初心者も近畿の山を満喫しよう


関西という素晴らしい環境で登山を始めようとしているあなたの背中を、少しでも押すことができたなら嬉しいです。山登りは、頂上に着いたときの達成感はもちろんですが、道中の何気ない会話や、下山後の温泉、そして「また明日から頑張ろう」と思える心の平穏をくれる素晴らしい趣味です。
登山サークルを探す過程で、迷ったり不安になったりすることもあるかもしれません。でも、最初の一歩を踏み出せば、そこには同じ景色を見て感動し、一緒に笑い合える仲間が待っています。体力がないから、装備がないから……と諦める前に、まずは今回お伝えしたポイントを参考に、自分に合いそうなサークルの門を叩いてみてください。
初心者の方が安全に、そして楽しく登山を続けるためには、何よりも「無理をせず、楽しむことを忘れないこと」です。近畿の山々は、いつでもあなたを優しく迎えてくれます。安全装備を整え、信頼できる仲間と共に、最高の山歩きを体験してくださいね。



あなたの登山ライフが、笑顔あふれる素敵なものになることを心から応援しています!
この記事の振り返り
- サークルは10〜30代の同世代が集まる場所が馴染みやすい
- 初心者向けペース(休憩多め)を明言している団体を選ぼう
- 装備は「登山靴」を最優先に。ウェアは身近なショップからでOK
- 規約がしっかりしていて勧誘禁止を明記しているところが安心
※登山は天候や体調によってリスクが伴います。活動前には必ず公式サイト等で最新の情報を確認し、無理のない計画を立ててくださいね。
入部申し込みをご検討中の皆様へ
ここまで読んでくださってありがとうございます。新しいコミュニティに飛び込むのって、期待もあるけれど、やっぱり同じくらい緊張もしますよね。「一人で登るのは不安」「友達を誘ってもなかなか実現しない」そんなふうに足踏みしている方も多いのではないでしょうか。
私たちの女子登山部は、そんな「一人で始める不安」を解消するために生まれました。山岳会のような厳しい訓練ではなく、自然を愛する同世代の仲間と、心地よいペースで歩く時間を大切にしています。体力に自信がなくても大丈夫。休憩を多く取り、景色を楽しみ、純粋に登山を楽しむための場所です。下山後の飲み会といった過度な社交を排し、早めの解散を基本としているので、効率的に、そして安全に活動を続けたい女性にぴったりの環境です。
言葉だけでは伝わりきらない「やまびとステーション」のコンセプトや大切にしている想いを、こちらの動画にまとめました。実際に歩く時のゆったりとしたペース配分や、私たちがどのような雰囲気で活動を運営しているのか、リーダーの言葉で直接詳しく解説しています。
入部後のイメージをより具体的に持っていただける内容になっていますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
道具選びや服装の悩みも、リーダーや仲間が親切にサポートします。最初は誰もが初心者からのスタートです。



あなたと一緒に、近畿の美しい山々を歩ける日をメンバー一同心待ちにしています!
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