次はどんな山に登ろうかな〜?
登山に慣れてきたなら、「八経ヶ岳」がおすすめだよ♪
八経ヶ岳は、季節ごとの景色の美しさが自慢の山です。
いつ訪れても、何度訪れても違った魅力で登山者を楽しませてくれますよ!
今回は、八経ヶ岳の魅力や登山コース、アクセスなどをわかりやすく解説します。
関西で登る山を探している人は必見☆ぜひ参考にしてくださいね。
八経ヶ岳とは
八経ヶ岳は、奈良県にある近畿地方で最高峰の名山です。
日本百名山に選ばれた大峯山の中核を担っています。
標高1915mの山頂からは、大峰山の広大な景色が眺望できます。
天気が良い日には富士山も見えるよ〜♪
標高が高い分、山頂は気持ちいいだろうね。
山頂付近は、枯れ木や岩がゴツゴツし道中とはまた違った雰囲気です!
八経ヶ岳の最大の魅力!|どの季節に訪れても美しい景色を堪能できる
八経ヶ岳の魅力は、やはり季節ごとの景色の移り変わりです。
登山は季節によってさまざまな山の景色を楽しめますが、八経ヶ岳にもおすすめポイントがいくつもあります。
登山八経ヶ岳でしか体験できない貴重な景色もあるからぜひチェックしてね。
心地よい気温と草花で感じる”春”の訪れ
春先の八経ヶ岳は、澄みきった青空が出迎えてくれます。
夜間は冷え込みますが、日中は気温も緩やかで天気が良い日は絶好の登山日和!
3月末でも場所によっては雪がまだ残っています。
しかし、雪が溶けて草木が顔を出した様子に春の訪れを感じられますよ。
鹿などの野生の動物にも会えるかも!
八経ヶ岳で春を感じられるのも素敵だね♪
貴重なオオヤマレンゲの群生が楽しめる”初夏”
梅雨時期から7月上旬にかけて、国の指定天然記念物である貴重なオオヤマレンゲの群生が楽しめます。
オオヤマレンゲとは、モクレンの仲間であり、名前の由来の通り蓮のような美しい見た目が特徴の花です。
自生しているオオヤマレンゲを見られるのはとても貴重です!
純白の花びらは、気品がありながらもとても愛らしいね。
※現在、弥山から八経ヶ岳間にあるオオヤマレンゲ自生エリアは、鹿の食害によりその数は激減しています。
オオヤマレンゲ以外にも、八経ヶ岳では素敵な草花に出会えますよ。
珍しいといわれるサンカヨウは5月末頃に見頃を迎えます。
雨に濡れるとガラスのように透き通る花びらはとても神秘的です。
1週間ほどで花は散ってしまうため、咲いている姿に出会えるのはとてもラッキーだよ!
※サンカヨウは環境や地域によって開花時期は異なります。
鮮やかな紅葉と緑のコントラストが美しい”秋”
八経ヶ岳は、秋になると紅葉スポットとしても人気の高い山です。
赤や黄色、オレンジに色づいた葉が山全体に広がり、秋ならではの特別な景色が楽しめます。
秋の八経ヶ岳もきれいだね〜
場所ごとで雰囲気も異なるよ♪
カメラで景色を記録しておくのもおすすめ!
気温も高くないので登りやすい時期となります。
心地よい秋空の下、八経ヶ岳の紅葉をお楽しみください。
霧氷が演出する幻想的な世界へ”冬”
冬の八経ヶ岳は、また景色がガラッと変わります。
この時期に見られるのが「霧氷(むひょう)」
霧氷とは、氷点下の環境の中で樹木の枝に氷がついたものです。
粒が細かく、光に当たるとキラキラと輝きます。
自然が織りなす芸術作品であり、その様子はとても幻想的ですよ。
※八経ヶ岳へのアクセスは、例年12月初旬から4月初旬まで国道309号が冬季閉鎖になる為、熊渡登山口、もしくは天川川合登山口からのスタートとなり、弥山登山口のコースよりも難易度が上がるため経験者と行くことをおすすめします。
この時期にもぜひ登ってみたいな!
冬の八経ヶ岳も魅力的でしょ♪
八経ヶ岳の登山難易度は?初心者には難しい?
八経ヶ岳って初心者では難しいのかな?
ここからは、八経ヶ岳の登山難易度について説明していくよ!
八経ヶ岳は、先述した通り標高1915mです。
決して低くないので、登山デビューや始めたばかりの人には少々難易度が高いでしょう。
ある程度登山に慣れたうえで挑戦したほうが楽しめますよ。
登山デビューには、金勝アルプスがおすすめだよ!
八経ヶ岳にいきなり登るのではなく、登山初心者または登山慣れしてない人はまず「金勝アルプス」へ登ってみるのがよいでしょう。
金勝アルプスの詳しい内容はこちらの記事で。
登山デビューには少し難易度が高いですが、八経ヶ岳は春から秋だと登山に慣れてきた頃に「脱初心者」をするのにもってこいの山。
一人前になるための登竜門なんだ!
春になると中継地点になる「弥山小屋」が営業再開し、難易度も下がり挑戦しやすくなります。
弥山小屋ってなんだろう?
弥山小屋は、弥山に建つ宿泊可能な施設だよ!
料金はかかりますが、登山途中に立ち寄り休憩をとることも可能です。(※1時間以内:300円)
1日で上り下りが難しい場合でも、弥山小屋で一泊することでペースに余裕をもった登山計画を立てられますよ。
素泊まりだけではなく、食事付きもあるので安心!
売店では、ソフトドリンクやアルコール類、軽食も販売されています。
※弥山小屋の売店は、16~17時くらいは小屋店主が夕飯対応の為お休みになります。
宿泊には事前予約が必要なので、忘れないようにね!
弥山小屋から、少し八経ヶ岳へ足を運べば芝生の綺麗なテント場があります。
営業期間:4月下旬から11月中旬まで
電話:090-2223-1332
トイレ チップ制100円
八経ヶ岳のおすすめコース
八経ヶ岳にはいくつか登山コースがありますが、行者還トンネル西口からの往復コースがおすすめです。
行者還トンネル西口 駐車場をスタート→奥駈道出合→弁天の森→理源大師像→弥山 お昼休憩→オオヤマレンゲ自生地→八経ヶ岳→弥山→理源大師像→弁天の森→奥駈道出合→行者還トンネル西口
私達はこのルートで実際に登山をします。
8時15分にスタートして、16時58分にゴールしました!弥山でお昼休憩をいれても、9時間もかからないくらいだよ。
八経ヶ岳に登る際の服装
八経ヶ岳に登るにはどんな服装がいい?
季節によっても変わるから、ここでは八経ヶ岳のような標高2000m以下の里山に登る際の服装について伝えるね。
春・秋の服装
- 化繊のベースレイヤー(上の肌着)
- 半袖シャツ
- 長袖ブラウス
- 化繊のベースレイヤー(下の肌着)+ロングパンツの重ね履き
登山の服装の基本は「レイヤリング」という重ね着スタイル。
汗をかきすぎて身体を濡らさないようにするために、脱ぎ着して体温の調整をします。
春・秋の持ち物
- レインウェア
- 帽子(前つばのみのキャップタイプでも可)
レインウェアは風もしのいでくれるよ!
日の出前や15時以降は気温が日中よりも下がりやすいです。
そのため行動着として、ファスナーなどでベンチレーションの効いた薄手のフリースを中間着に、風からの体温低下を予防してくれるウィンドシェルなどを羽織ると体温調整しやすいため助かりますよ。
夏の服装
- 化繊のベースレイヤー(上の肌着)
- 半袖シャツ
- 長袖ブラウス
- 化繊のベースレイヤー(下の肌着)+ロングパンツ
もし暑い場合には、ボトムスをスポーツタイツ+ハーフパンツまたは山スカートと合わせてもOKです。
夏の持ち物
- レインウェア
- 帽子(紫外線対策として楕円状につばが付いたものがよし)
日焼けが気になる人はサンシェイド付きや虫予防のネット付きもあるよ。
冬の服装
- メリノウールのベースレイヤー(上の肌着)
- 半袖シャツ
- 長袖ブラウス
- メリノウールのベースレイヤー(下の肌着)+ロングパンツ
寒い時は行動着として、ファスナーなどでベンチレーションの効いた薄手のフリースを中間着に着るのがおすすめ。
冬の持ち物
- レインウェア
- ダウンウェア(FP800以上のもの)
- インナーグローブ
- アウターグローブ(防風防水の肉厚のもの)
- チェーンスパイクもしくは6本爪軽アイゼン
- ニット帽(耳の霜焼けを防止)
- バラクラバ (顔の肌を守る)
冬は持ち物がたくさんあるね!
夏の登山よりも持ち物が増えるから、ザックをワンサイズ大きくしておくのもいいかも♪
※化繊のベースレイヤーは速乾性、メリノウールのベースレイヤーは保温性にそれぞれ優れます。
直接肌に身につけるものでもあるので、3シーズンでも薄手のメリノウールのベースレイヤーを着用されている方もいれば、冬に化繊のベースレイヤーを着用されている方もおられます。
よって、季節により絶対にこっち!という定義はありません。
実際に身に着けてみて、肌に馴染むものを選択しましょう。
八経ヶ岳へのアクセス
八経ヶ岳まではどうやって行くの?
アクセスについて伝えていくね。
八経ヶ岳は奈良県の山奥にあるため、アクセスしやすいとはいえません。
車を持っているのであれば行者環トンネル西口にある弥山登山口駐車場を目指しましょう。
※なお弥山登山口駐車場に通じる309号線は、みたらい渓谷休憩所以降は大変狭くなるので運転には注意が必要です。
弥山登山口駐車場
住所 〒638-0321 奈良県吉野郡天川村坪内町160-2
料金 1日あたり1000円(100台駐車可能)
※オオヤマレンゲの時期は5:00頃から満車になります。
トイレ チップ制 100円
トイレ(有料)や売店もあるので登山前の最終準備をここで行おう!
公共交通機関をご利用の場合は、
近鉄 下市口駅から奈良交通バス洞川温泉行きまたは中庵住行きに乗車してください。
約1時間で「天川川合」に到着するので下車します。
ここからは行者還トンネルまでタクシーでの移動となります。
※天川村のタクシーは一台のみで、高齢者のお客様優先で営業しています。前予約は不可ですが、利用の際は下市口駅に乗る時に事前に電話を入れておくといいですよ。
天川川合~行者還トンネル西口までは5500円前後。4名迄乗車可能。
下市口駅近辺のタクシー会社利用だと、下市口駅~行者還トンネル西口までは14000円から15000円前後。4名迄乗車可能。複数台配備、前予約可能。
みたらい渓谷休憩所より先は圏外です、タクシー利用の方は、弥山小屋付近は電波が入るので下山時刻に合わせて、事前手配しておこうね。
公共交通機関だとやはりアクセスしにくく、登山のスタートを遅らせてしまうため、安全な登山のためにも自家用車かレンタカーがおすすめです。
交通機関でプランを立てられている方は、弥山小屋と付近のテント場を利用することで、より安全に登山計画も立てれるよ♪
お立ち寄り処
道の駅 吉野路 黒滝
早く下山した時に、いつも立ち寄るのがここ、道の駅 吉野路 黒滝。
コンビニが併設していて、お手洗いあり、露店あり。ここの串こんにゃくは絶品です💛
地元の特産品も豊富で、なんでも美味しく頂けます♪肉厚の椎茸の天ぷらや胡麻豆腐、アマゴや鮎の塩焼きや、しし串揚げなどのジビエも売っていて、いつも大にぎわいだよ♪
道の駅 吉野路 黒滝
住所 〒638-0233 奈良県吉野郡黒滝村長瀬22
営業時間 9時00分~17時00分
大型:5台 普通車:46(身障者用1)台
洞川温泉センター
人のあたたかみが感じれる洞川温泉ははずせない。大峯登山の疲れはここで癒そう♪温泉街にある旅館で、冬の露天風呂は雪景色も楽しめます♪
川の音や虫の鳴き声も聞こえてきて、ヒーリング効果も絶大だよ♪ここで汲める名水ごろごろ水の購入もできます☆
洞川温泉センター
大人800円/小人200円
住所 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川13−1
営業時間 11時00分~20時00分
定休日 水曜日
駐車場 普通車の場合300円/時間(1日最大3,000円)
*温泉センター利用で90分無料
小屋商店 温泉前店
大峯山の土産処と言えばここ。名水ごろごろ水を使ったごま豆腐・きりこ・ねりごま・山椒みそ、手作りのお土産の他、地方発送にも対応してくれます。焼き団子や地酒もあり、週末には道路を挟んで向かいに、露店が出ていますので天然の鮎、イワナ、アマゴなども食べれます。
勇 小屋商店 温泉前店
住所 〒638-0431 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川15(冬季)
営業時間 営業時間:9時~18時(夏季)9時~16時(冬季)
※多少の変動あり
天川村紅葉まつりの時は18時まで
天川村近辺って、見どころいっぱいだね。ここだけでも充分楽しめそう💛
登山前の予習は出来たかな?事前の下調べをしておく事で登山の安全性はもちろん、一日の旅の楽しさもぐんとアップするから、是非習慣づけてみてね♪
関西女子登山部で一緒に登山を楽しもう!
八経ヶ岳は、四季折々の景色の美しさが自慢の山です。
春から秋にかけてオープンする弥山小屋で一泊するのもよし!
自分にピッタリの登山計画で、ぜひ一度登ってみてくださいね。
登山デビューをしたい・登山仲間が欲しい!とお悩みであれば、ぜひ関西女子登山部へ!
「関西女子登山部☆やまびとステーション▲▲▲」は、関西を拠点に10~30代の女性メンバーで活動している登山サークルです。
OGを含めると、登録部員1000名を超える山好きメンバーが在籍しています。
ベテランメンバーが優しくサポートするので、初心者の方も安心してご参加ください。
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