いよいよ夏山シーズン。日帰りの登山に慣れてきたら気になってくるのが山小屋を利用した一泊二日の登山。この夏思い切って、アルプスや富士山など標高の高い山にチャレンジされる方も多いんじゃないでしょうか?
山小屋を利用すれば、夕焼け、満点の星空、ご来光とこれまで日帰り登山では見る事が出来なかった景色が私たちを魅了してくれます。テント泊は敷居が高くても、山小屋泊なら長い行程の山も無理なく行動できるし、荷物も日帰り登山より少し増えるくらいなのでチャレンジしやすいです。
今回のブログでは、夏山登山で押さえておきたい、装備や所持品について解説していくね。
所持品だけでも色々あるよ。気になるものがあれば、参考にしてみてね。
パッキングは忘れ物がないように、チェックシートを活用しよう
私たちは、パッキングする時は忘れ物をしないように、必ずチェックシートを使って忘れ物をしないようにしています。みんなも使いやすいようにPDFにしてるから、ダウンロードして使ってみてね。
一泊二日の登山計画、所持品リスト
色んな山に登るようになったら、装備以外にも用意しておきたい安全に登山をするための所持品が沢山出てくるから、少しづつ揃えていってね。
- 登山計画書
ヤマップやココヘリ、コンパスなどの電子での提出とは別に、紙媒体で登山ポストに提出する為のもの。家族への控え、登山中に見返せるものなどを複数用意しています。もちろん、登山計画に記載していない行動はとらない事。救助に影響が出てしまいます。 - 身分証明書・健康保険証(コピー)
万一のためにザックや財布に入れて携行しています。 - ヘッドライト
シーズンを問わずに用意しておきたいのが、ヘッドライト。疲労や渋滞、思わぬトラブルで日没してしまった時、あるとないでは命運がわかれてしまいます。もちろん日没以外にも、ライトをつけて日の出前から行動出来たり、より登山を安全なものにしてくれます。パッキング前に必ず動作確認としっかり充電を忘れない事。ケーブルで充電出来るものがモバイルバッテリーとの汎用性があり便利。リチウム充電式のヘッドライトは低温に強くて経済的です。 - サングラス
紫外線による目のダメージを防ぐためのもの。日差しの強い時は、使用することで無駄な光をカットして視界が確保しやすい。FLOATのSHARONを愛用。 - 行動食
登山中にエネルギー切れをおこさないために、こまめに食べれる行動食を用意しておこう。サコッシュやナルゲンボトルに入れておくと摂取しやすい。ナッツやくるみなど高カロリーなもの。トレイルナッツを愛用。
食欲のない時はウィダーインゼリーとかもいいよ♪自分の好みの味のものをいくつか揃えておこうね。 - 非常食
非常時の時のエネルギー補給として。常温で保管できる、練乳や水あめなどもおススメ。もちろん高カロリーなものを選ぼう。 - サプリメント
登山で疲れを残さない為にも、服用することで筋疲労の予防~回復までを効果的にサポートしてくれます。
モンベルからアウトドアサプリメント アミノサミット3500。
ゼンニュートリションからは、トラ(運動前のパフォーマンス向上)・
ダルマ(運動後のリカバリー)がリリースされています。 - ナルゲンボトル
フードコンテナとして使う以外にも、耐熱性を活かして湯たんぽとして使う事も出来ます。大きい方が保温性にも優れ、低体温症のリスクを軽減したり、体力の回復にも貢献してくれます。 - バーナー・クッカー
調理以外でも、遭難時はお湯を作れることが強みにもなり精神的な負担をカバーしてくれます、調理しない人も用意しておいて損はないアイテム。バーナーはPRIMUSの153ウルトラバーナー、クッカーはPAAGOWORKSのTRAILPOT S1200Pを愛用。 - ポータブル浄水器
沢や湧き水から、浄水して安全な飲み水を作る事ができます。持ち運びしやすいサイズなので、クッカーセットの中に忍ばせてます。調理に使える安全な水を調達できるからとっても重宝します。SAKUTTOの浄水器を愛用。 - スタッフバッグ
登山中にウェアが濡れたり、汗で汚れたベースレイヤーや着替えを収納出来ます。ビニール袋でもかまいませんが、山小屋を早立ちする時はビニール袋よりも音が出ないから就寝中の方への配慮にもなるよ。様々な登山メーカーから、カラフルなスタッフバッグが出てます。
mont-bellで購入出来るライトスタッフバッグは、ゴアテックス素材のスタッフバッグでなくても、ハイドロプロ素材のものは、耐水圧が5000〜10000。傘の耐水圧は500なので、沢の様に水の中で遊ぶアクティビティなどでなければ、このスタッフバッグで十分。雨天の登山で荷物を濡らしたことはありません。色別に、荷物の種類を分けておくとザックから取り出すときにわかりやすいし、暗い場所でも、視認性が高く荷物を把握しやすいです。 - 地図・コンパス
GPSアプリの地図だけでなく、紙媒体で行動する全範囲を網羅しているものを持参しています。初心者には山と高原地図が見やすくておススメ。 - 腕時計
時間がわからないと、登山計画通りに進んでいるのか確認出来ません。夏山は午後から天候が崩れたりもするし、日の出、日没の時刻を計算しながら動く事が多いから、濡れても壊れないタフに扱えるものを用意しておこう。 - ガベッジバッグ・ビニール袋
山で出たゴミは持ち帰りです。モンベルから発売されているO.D.ガベッジバッグ4Lは食べ物のニオイ漏れや、汁物もこぼれたりしないし、ザックに外付け出来るからなにかと便利。サニタリーバッグとしても使えるよ。 - アタックザック
小屋から、ご来光ポイントやピークを目指すときに、必要最低限の荷物だけを背負い身軽に行動する時に使うサブザック。重たい荷物をデポしておけるので体への負担を大きく軽減できます。 - ツェルト
緊急時の主役とも言えるのがツェルトの存在。テントよりも軽量で避難できる空間を作れて、身体を休める事ができます。上手に扱うには練習が必要です。 - ビバークツェルトソロ
片手で収まる小ぶりなサイズ感ながらも保温力が高くて、身にまとうだけで生存の可能性もアップ。これは緊急時に誰でもパニックにならずに簡単に扱えるアライテントからリリースされている敷居の低いモデル。快適性ではツェルトに軍配があがりますが、ツェルトの張り方を知らない人でも簡単に扱う事ができます。 - 細引きロープ
ツェルトを設営したり、靴紐の予備にしたり、物を結束したり多様な使い方が出来ます。 - ファーストエイドキッド
山では応急処置に必要なものがすぐに手に入らないので、常備薬やキズパワーパッドなど、必要性を感じるセットを自分でカスタマイズしておこう。 - ライター・マッチ
バーナーは山の環境によっては正常動作しない時があるから、それをサポートするのがライターの存在。電子式よりもヤスリを回転させるフリント式の方が山では役立ちます。バーナーとセットで持っておこう。 - ホイッスル
緊急時に大声で助けを呼ぶよりも、効率的に周囲に自分の存在を知らせる事ができます。スポーツ界、軍、救助隊が使用しているモルテンのFOX40がおススメ。 - 手ぬぐい
汗をふいたり、首回りの日焼けから守ってくれます。沢の水を含ませて気化熱を利用して熱中症対策も出来るし、複数枚持参して小屋では枕カバーにしたり、下山後のお風呂にも使えるよ。山小屋で購入したものやマウンテンジャムの手ぬぐいを愛用しています。 - 日焼け止め・リップクリーム
標高に比例して、紫外線も強くなります。KAOのビオレアスリズムや
アブレッシブデザインのSun Protect “Fighter”は、カバー力が高くおすすめ。
ニュートロジーナ ノルウェーフォーミュラ リップモイスチャライザー👈塗り直ししないと、やっぱり赤くなってヒリヒリになっちゃいます。でも潤い凄くてぺたぺたしすぎるウルウルのリップだと髪の毛とか砂もくっついてくるので、その点このリップはちょうど良いです😳👏
※ビタミンCも身体に溜めれないものなので、混ぜた水を登山前も中も下山後もこまめに飲んで一応中からケアもしてます🌟 - 100円硬貨
山のトイレはチップ制が殆どです。用意しておきましょう。 - 携帯電話・モバイルバッテリー
電波の不安定な山中は電池の消耗が早いので、機内モードに。日帰りの計画でも必ず予備のバッテリーは所持しています。メーカーはアンカーを使ってます。 - ロールペーパー
使用後のカトラリーを拭いたり、口を拭いたり持っているとなにかと重宝します。 - トレッキングポール
まだ脚力に自信がない人や、次の日に疲れを残したくない時に。推進力も増して膝への負担が軽減されます。モンベルのアルパインフォールディングポールを愛用。疲れてくると体幹が弱まり身体のバランスが崩れて転倒しやすくなります。ポールがあれば脚の負担を減らし、バランスを保つ杖にもなります。あれば4WD、なければ2WDです。 - 椅子
え?椅子??って言う人もいるかもしれませんが、アルプスは立山、木曽駒ヶ岳、仙丈ヶ岳など登山口へのアクセスに、早くから並んで乗車チケットを購入する必要な場合があります。チケット発売までの待ち時間に椅子があるとすごく楽です。MAGIC MOUNTAIN のピボットミニチェアーを愛用しています。最前列を確保している人たちは必ず用意しています。
夏山の装備 一覧表
私たちが夏山に行くときは、いつもこんな感じでレイヤリングしているよ。夏の山でも天候が崩れたり日没後は冬のような寒さになる事もあるから、防寒対策も忘れずにね!
- 薄手ベースレイヤー(化繊・メリノウール)
登山用のベースレイヤーは速乾性ですが、土砂降りで乾かないくらい濡れてしまったり、しっかりと体力を回復させておきたい時は、必ず乾いたウェアに着替えて体力を保持する必要があります。濡れたままでは体力の回復に支障をきたしてしまいます。長期の登山計画では、メリノウールは抗菌・防臭効果に優れるので一枚で済ます事で軽量化する事が出来ますが、ベースレイヤーそのものが嵩張らずに軽量なのでGORE-TEXのスタッフバッグに予備を一式用意しておくと心強い。メリノウールは多少濡れても体温低下への影響を受けにくいです。多少荷物にはなりますが秋口だと山小屋も乾燥室に火を入れない時があり、化繊でも乾かない事もあるので、必ず着替え用のベースレイヤーを1泊でも2着は持って行くようにしています。 - 半そでシャツ
汗冷えから守るために、ベースレイヤーを身に付けますが、その上に着用するシャツも、同じく速乾性に優れたものを着用しよう。 - 長袖シャツ
日中、風が吹いたり、少し肌寒い時に長袖シャツを用意しておく事で体温の調整がしやすいです。使わない時もザックから取り出しやすい所に入れておこう。肌を露出しない事で紫外線を効率よくカット出来ます。 - ロングパンツ、ショートパンツ+タイツ
登山は脚を常に動かすので、立体裁断で動きやすく伸縮性のあるものがマスト。紫外線や転倒時、棘や虫などから肌の保護してくれるので肌を出さない着合わせを心がけよう。 - アンダーウェア(パンツ・ショーツ)
WUNDERWEAR 50/50 ジェンダーレスでメリノウールと化繊をミックスしたパンツ・ショーツです。カラーバリエーションも豊富で、身体にフィットしてくれてストレスフリーな履き心地。コンセプトは前後表裏で最大4日まで履けるとの事ですが、それはイカついので試してません(笑) - ゲイター
パンツの裾が汚れるのを守ってくれたり、登山靴に雨や小石の侵入を防いでくれます。夏山は天候も崩れやすく、靴の中を濡らさないためにも、雨のシーンではレインウェアと合わせて使いましょう。 - 帽子
紫外線からの保護以外にも、簡易ヘルメットとして頭部を保護してくれる効果もあります。虫よけネットやサンシェードのついているタイプもあります。高い山は特に紫外線が強いので、頭皮の皮が後日捲れてくる事もあるし、日焼けがひどいとシャンプーが痛いです。 - 靴下
メリノウールがパイル編みされている肉厚のものがクッション性に優れ、長時間の歩行を快適にしてくれます。替えがあると安心。 - グローブ
夏でも強風時やご来光前は、かじかむような寒さになる時もあります。手を保護する以外にも、一枚重ねる事で保温出来るようにオーバーグローブもあると安心です。衣類だけではなく、グローブも重ねて着用する事もあります。 - レインウェア
雨天時だけでなく、防寒着としても出番が多いです。防水と透湿性に優れたGORE-TEXのものを用意しておこう。上下セパレートに分れているものを使うようにしよう。 - ダウンウェア・薄手のフリース
防寒着としてダウンは最も軽量。星空観察や防風、保温性に優れます。ただし雨などの水に弱く濡れてしまうと機能を失い保温性に大きく影響を及ぼしてしまいます。
登山用薄手の化繊フリースは、行動着としても役立ちます。ダウンウェアよりも濡れに対する影響を受けにくいです。
finetrack(ファイントラック)のドラウトセンサージャケット/WOMENSから、
PatagoniaのR1などは3シーズンで愛用しています。 - ザック
日帰りなら30リットル程度のもの。山小屋一泊や調理道具を入れるのであれば40リットル以上が望ましいです。レインカバーが付属していたり、ハイドレーションに対応したモデルを選ぶと便利。デザインだけではなく背面に合ったものを試着して確認しておくと失敗が少ないです。 - ザックカバー
ザックを雨から守るために、ザックに取り付けて使います。ザックのサイズに合ったものを選んで購入するといいよ。ちょっとした雨なら、ザックカバーを取り付ける事で、ザックが濡れないけど、長時間雨にふられてしまうと、ショルダーハーネスや背面などを通じて、中の荷物が濡れてしまうから、防水スタッフバッグも活用しよう♪ - サコッシュ・ボディーバッグ
行動食や地図、カメラなどすぐに取り出したいものを入れておくのに便利。一つ持っておくと、ザックを下ろさなくても小物を取り出せます。
ロウロウマウンテンワークスのタビチビトート、
グレゴリーのテールメイトXSを愛用。 - 登山靴
長時間歩いたり、森林限界や岩場、また通常よりも荷物が多くなり、疲れたタイミングで捻挫してしまったりします。足首をしっかりホールドしてくれるハイカット、もしくはミドルカットが好ましい。GORE-TEX素材のものを用意しておこう。 - ヘルメット
岩稜帯エリアを通過する時に使用。持参しないと立ち入れないエリアもあります。登山用のものを持参しよう。マムートのウォールライダーが軽くて首が疲れないので愛用してます。 - 軽アイゼン
雪渓エリアを通過する時に使用します。夏山の登山道でも残雪している事もあるので事前に調べておこう。モンベルのスノースパイク6クイックフィットを愛用。携帯性に優れたチェーンアイゼンを使う人も多いです。
山小屋泊での持ち物
初めての山小屋♪快適に過ごすための持ち物を紹介するね♪
- インナーシーツ
コロナ渦になってから、小屋でも求められるケースが多くなりました。メンテナンスのしやすいモンベルのレクタングラー シーツを愛用しています。 - ドライシャンプーシート
必要枚数分を数枚ジップロックに入れて持って行きます。KOSEのFRESHCAREを愛用しています。 - メイク落としシート
化粧落としは水分たっぷりのオイルフリーのものを使ってます。
マンダムのビフェスタ うる落ち水クレンジング シート ブライトアップを愛用。
登山専用コスメ W洗顔シート / 化粧水 アウトドア👈なんだかんだ車中泊でも温泉でもパパッと済ませてます。このシートは定番かもですが、敏感肌でも刺激がなくて使いやすい✨ - ボディーペーパー
お風呂に入れる山小屋は少ないです。体拭きシートはシャワー浴びたなみにスッキリするから泊まる時とかは体拭きシートを使います。汗拭きシートよりもおススメ。ビオレの全身すっきりシートを愛用。 - 耳栓・アイマスク・ネックフォーマー
山での寝不足は体調に顕著に現れます。睡眠をきちんと確保するためにも必ず持っておく事。アルプスの朝は寒いので、気になる人は首を温める事で眠りやすくなります。 - 財布
山バッチや手ぬぐい、シャツなどお土産が沢山。また飲食物の購入も可能なので、お財布は必須アイテム。トイレはチップ制なので小ぶりでも小銭の収納スペースに優れたものを使うと便利だよ。色々試したけどSUU DESIGN WORKSのmulti pouchが一番使い心地が良かったです。 - 歯磨きシート、歯ブラシ
歯磨き粉を使えない山小屋は沢山あります。ブラッシングすることで口の中の食べ残しを取り除く事も出来ます。すっきりしたい人は歯磨きシートがおススメ。
オーラルピース アウトドアアドベンチャー👈山に泊まるときも歯磨き粉使えなくても気持ち良く綺麗を保てるように - ワラーチ
山小屋にサンダルが用意されていたりする事もあるけど、夜にちょっと外を散策したりする時にかさばらずに持っていけるので便利。登山中以外の運転の時ももっぱらサンライズのワラーチ10mmスリップシート付を愛用しています。
車中泊・温泉セット
登山中は車に残しておくけど、就寝時に必ず用意しているものをリストアップするね
- アイマスク
前夜入りで車中泊をしていると、明け方まで車がヘッドライトをつけてずっと入ってきます。ライトがまぶしくて睡眠不足にならないためにもアイマスクは必須です。 - 空気枕
コクーンのエアーコアフードピローウルトラライトを愛用しています。空気の出し入れもとっても楽で、快適に睡眠も出来ます。 - 歯磨きセット
車中泊ポイントに着く前に最寄りのSAや道の駅などで歯磨きをしてます。 - タオルケット
温泉の時に使うバスタオルや、登山ウェアなどを使って就寝時の体温調整をしています。ちなみに嵩張るのわかってるけど、山旅の時に持っていきたくなるのがジェフリーフルビマーリのバスタオルです(笑)こちらは登山旅行の時にのみ使用♪ - フェイスマスク
登山中は肌のケアが出来ないので、登山前後は肌にうるおいを与える保湿成分が十分に配合されているものを使ってコンディションを整えてます♪
ルルルンのフェイスマスク👈目的別にいろんな色があるから、悩みどころのやつ使うのも良いと思います!!これはうるおい弾力ハリ美肌って書いててトータル的に良さそうやなーって思って使ってます。
なめらか本舗のリンクルシートマスクNプチプラでしっかり保湿してくれて、コスパ良しです。
その他シートマスク👈とにかく炎症の鎮静とビタミン系が強い韓国コスメが優秀🥹👏✨ - ランタン
明け方前から起床して山の準備をする時に、荷物の確認などがしやすい。 - 鏡
モンベルのステンレスミラーは扱いやすく割れる心配がないです。お化粧にも使えます。 - 着替え
下山後の私服。移動時間も長いからリラックス出来る衣類を用意。 - お風呂セット
下山後は汗を流してリセットしたいもの。好きなシャンプーや石鹸などを詰め合わせた入浴セットも準備してます。
山小屋利用の心構え
山小屋を初めて利用する人に、私達からのアドバイス
- もし宿泊予約をしている山小屋への到着が大きく遅れてそうな時は、連絡を入れる様にしておきましょう。
- チェックインが終わったら、最初に汗で濡れているベースレイヤーを乾いたものに着替える事。そうする事で疲労の回復に繋がります。また濡れてしまったウェアがある時は乾燥室があるなら使わせてもらいましょう。
- エネルギー切れをおこさない為にも、山小屋で提供される食事はしっかり食べておきましょう。
- 次の日すぐに行動できる様、荷物の整理を忘れない事。
- 深夜や早朝は、夏山でもかなり冷え込みます、防寒対策をしてから出発しよう。
山小屋の食事は
夕飯時刻 17:00~18:00
朝食 5:30~6:30
くらいです。
交代制で食事を提供している事が多いから、チェックインした時に食事の時間も確認しておこう。
就寝時刻は
就寝時刻 21:00くらい。
消灯後は灯りがないのでヘッドライトを手元に置いておこう。
喉が渇かないように、飲み物は枕元へ。
次の日、早朝出発の人は、朝ご飯の代わりにお弁当に変えてもらう事もできるよ。
ストレッチやマッサージをする事で、血のめぐりも良くなり眠れやすくなるし、疲労の回復にも繋がります。もし夜中に目が覚めてしまったり、眠れなくても決して焦らない事、目を閉じて横になる事で脳を休める事が出来、睡眠と近い効果が得れるから、次の日に備えて、安静にして出来るだけ体を休めておこうね。
✅就寝時のポイント
山小屋の就寝スペースは限られています。スペースを有効に使うために不要なものはザックに収納しておきましょう。収納棚のない山小屋もあるのでバックパックを足元に置き、足を高くして就寝する事で疲労回復にも繋がります。相部屋の場合、他の登山者もおられるので後から来る人へのスペースにも配慮し、貴重品などは自分で管理しましょう。
✅水について
山小屋で使用する水は雨水を溜めたり、湧き水や雪渓からポンプで汲み上げられた貴重なものです。水の出しっぱなしは控えて無駄使いはしない事。浄化設備も下界ほど整ってはいませんので、食べ物の残り汁など汚れたものは環境に配慮し、流すことは避けましょう。
✅ゴミの問題
登山中に出たゴミは山小屋では捨てずに持ち帰りましょう。山小屋のゴミはスタッフが荷下げや焼却、ヘリコプターの使用などにより労力と費用を要します。もちろん登山中のゴミのポイ捨てもNG。標高の高いエリアでは微生物の活動も鈍いから、自然に還るのも遅く景観を損ねてしまいます。
必要な登山ギアは、経験と共にわかります。
夏山に向けた私たちの装備や所持品、山小屋での注意点とマナーを掲載させていただきました。
沢山紹介しましたが、必要とする登山ギアは自身の登山スタイルと経験を重ねる事により、少しずつ必要なものが見えてくるようになるはずです。
そして、疲れて到着した山小屋で提供される温かい食事は最高のご馳走です。
毎年多くの登山者が利用し、守らなければならないマナーもありますが、他の登山者と仲良くなれるのも山小屋の醍醐味です。
この夏山の経験が、みなさんにとってかけがえのない思い出になりますように。
登山デビューをしたいとお悩みであれば、ぜひ関西女子登山部へ!
「関西女子登山部☆やまびとステーション▲▲▲」は、関西を拠点に10~30代の女性メンバーで活動している登山サークルです。
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